書籍・雑誌

2008年3月19日 (水)

あなたの腕前は?

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この本を読んでも、あなたの読書の「腕前」が上がることは保証できません(笑)

でも、自分の読書術の迷いが消え去ることになるでしょう。

岡崎武志ワールドの入口としてもどうぞ!

あ~!『エリック・ホッファー自伝 構想された真実』が読みたくなりました。

時間を見つけて“ブ”のパトロールをしたいな(笑)

  岡崎武志『読書の腕前』光文社新書

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2006年12月17日 (日)

あらしのよるに

Arashi01 「あらしのよるに」という絵本があります。木村裕一さんの作品です。

シリーズになっていて、講談社より全7巻が出版されています。

http://shop.kodansha.jp/bc/books/arashi/

アニメ映画にもなっているようですが、残念ながら私は見ていません。

「あらしのよるに」を知ったのは、今年の夏にある精神障害者の作業所でこの作品の朗読を聞いた時でした。

嵐の夜に、嵐を避けるため立ち寄った小さな小屋の中でオオカミとヤギが出会います。真っ暗だったために、互いの正体を知ることなく意気投合します。

「わたしたち、気があいますね~」

翌日、会う約束をして別れます。そして、再び出会ったとき、天敵同士であることを知るのです。それでも、オオカミとヤギの友情の絆は深くなります。お互いの群れからは、裏切り者として追われ、2匹(2人?)で逃げることを決心します。そして・・・。

Aras0127 この「あらしのよるに」は小説本も出版されています(2006年、小学館刊、1470円)。小説本は絵本とも映画とも異なる結末になっています。

食う者と食われる者どうしであるオオカミとヤギが、信じあい、運命を共にすることを決意し、吹雪の山を越えていきます。行く末や如何に!?

ぜひ小説をお読み下さい。

さて、この「あらしのよるに」の演劇公演が来年3月1日・2日に行われます。この演劇公演は精神障害者共同作業所ひあしんす城北の演劇リハビリテーションの成果として行われます。場所は東京都板橋区立文化会館、入場料は500円です。詳しくはホームページをご覧下さい。

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2006年12月11日 (月)

おばあちゃん

002744650000_2 1981年、ばるん舎という小さな出版社から1冊の絵本が出版されました。

その本の名は『おばあちゃん』。

谷川俊太郎が文を、三輪滋さんが絵を担当しています。

うちのおばあちゃんは あかちゃんみたい。

いつもねどこに ねています。

おむつをしています。

ごはんも ひとりでは たべられない。

と始まるこの絵本。子どもの目線から認知症と家族介護について書かれ、子どもの立場から見た認知症の祖母について「もしかすると おばあちゃんは うちゅうじんに なったんじゃないかと おもいます。」と表現しています。そして、最後は、

おとうさんや おかあさんも

としをとると うちゅうじんに なります。

ぼくも いまにうちゅうじんに まります。

と結ばれる。

この絵本は、谷川さんが母親の介護経験を元に書いたもので、認知症高齢者を扱った絵本として当時としてはセンセーショナルな内容と絵が賛否両論を巻き起こしました。後に谷川さん自身は「そういう現実があるということをできるだけ早いうちからこどもに知らせた方がいい、という立場だったから、こういうものを書いたわけ」と語っています。絵本が出版された当時、日本の高齢化率は9%。現在はその2倍以上の21%と「超高齢社会」となっています。「老い」が以前にも増して日常のものとなってきています。

「老い」や「死」を学ぶことは、「生きること」や「命」の尊さを理解することにつながります。映画『あおげば尊し』では、主人公の父親(元教師)が末期ガンとなり、同じ教師の道を歩んだ息子の教え子に「死」を見せる「最後の授業」を行います。「死とは、生きることとは、いったい何なのか」を伝えるために・・・。

「いじめ」や「自殺」が後を立たない昨今、「生きること」の意味や「命」の尊さを実感するためにも、避けられてきた「老い」や「死」を身近なものとして伝えることが重要なことのような気がします。

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谷川俊太郎さんの絵本「おばあちゃん」は2006年3月、「ひとり」「せんそうごっこ」と合本で、プラネットジアースより再刊されました(1800円)(詳細はこちら)。

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