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2006年12月

2006年12月31日 (日)

この1年を振り返って

2006年が幕を閉じようとしています。

2006121204898391jijpsociview001 2006年を表す漢字はだそうです。

皇室に40年ぶりの男子誕生、いじめを苦にした自殺問題、虐待死問題など・・・。

「ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した年」

特にいじめを苦にした自殺問題では、いじめに教師が加担したり、いじめをなかったことにしようとする学校側の対応が問われました。また、親による子どもへの虐待死事件も過去最悪の件数となりました。

命を「守る」側が、命を「奪う」側になってしまった一年でもあったでしょう。

今日、部屋の片づけをしていると、12年前、1995年のクリップ・ライブラリー(新聞の切り抜き雑誌)が出てきました。

ちょうど開いたページに「О君、いじめ自殺の構図」が載っていました。この事件は、愛知県の中学2年生О君が同級生による暴行・恐喝などのいじめを苦に自殺した事件です。この事件では、О君の机の上に「死ね」と書かれていたがあり、それを見つけた担任が先輩教師に相談したところ「よくある話、乗り越えなきゃ」と突き放したそうです。結局、生徒も教師もいじめを止めることができず、О君は自ら命を絶ったのです。

「事件を風化させず、いじめを根絶する」と、関係者は対策に乗り出しました。

それから12年経ちました。いじめは無くなったでしょうか?

1995年は阪神淡路大震災があった年です。それから12年後の今年12月25日、新潟県中越地震(2004年10月)で被災し仮設住宅内で一人暮らしをしていた50歳代の女性が孤独死しているのが発見されました。死後3日ほど経っていたそうです。

12年前の阪神淡路大震災で被災した方々が暮らす仮設住宅で、たくさんの孤独死が見つかり、どうやって「独り」にさせないようにするのか、いかにコミュニティをつくっていくのか、我々は学んだはずです。

年の瀬を前に、この女性はどんな思いで亡くなっていったのでしょうか。

12年前の新聞の切り抜き雑誌を見ていると、何も変わっていないような気がしてきました。来年、2007年こそは、「命」が大切にされる年になることを祈ります。

皆さん、よい年をお迎え下さい!

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がんばれ!曾祖母さん!

昨日(28日)のことになるのですが、東京に帰省している友人たちと飲みました。

お開きになって店を出たところで、Eさんとばったりと会いました。

Eさんは数年前まで社会福祉協議会でヘルパーをしていた方です。

組織の枠にはまらない活動的な方で、いつも元気一杯走り回っていました。

私の現場時代、社協の中で数少ない話の通じる方でした(笑)

定年退職後は息子さんと訪問介護事業を立ち上げて活動していましたが、息子さんと意見が合わなかったようで、今年から自分で事業所を立ち上げたそうです。夜空の下、苦労話を聞かせていただきました。

一人一人の生活を大切に考えた介護がしたい!と手探りで立ち上げ、お金もなくなってしまったとのこと。住んでいた家も引き払い、事業所の近所にアパートを借りています。昨夜会った時は、なんと風呂屋の帰りだったのです(笑)

60半ばでも元気一杯、理想を追い求める姿に感動しました。

でも、それよりびっくりしたのが、

「私、曾祖母さんになっちゃったのよ~!18の孫が子ども産んじゃってね~」

という言葉・・・。60半ばでひ孫がいるとは・・・。

がんばれ~!Eさん!!

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2006年12月30日 (土)

負担軽減措置の追加等について

障害者自立支援法における新たな自己負担軽減措置をはじめとする厚生労働省の追加措置(「障害者自立支援法の円滑な運営のための改善策について」)についての資料が出ました。

これは、障害保健福祉関係部局長会議(12月26日開催)の資料です。

新聞報道等でご存知のように、自己負担の軽減や事業所への激変緩和措置など総額1200億円規模の見直しが図られます。金額だけが先行していますが、中身はどこまで実効性があるものか疑問視される部分もあります。

とりあえず、リンクしておきます。

http://www.wam.go.jp/wamappl/bb15GS60.nsf/vAdmPBigcategory50/D900F0EB1BD1AC7E4925725100099734?OpenDocument

要点と論評は後日ということで。

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2006年12月29日 (金)

休みのはずなのに

今日から大学が完全な冬休みとなりました。

心置きなく片づけができる!と研究室に出勤。

しかし、

校舎の鍵が開いている・・・。

職員さんはみんな休みなのに。

なぜ?

校舎内に入ると、パソコンルームにたくさんの学生が・・・。

卒論の提出期限はもう終わっていますから、それ以外の目的でPCを使っているようです。勉強でしょうかね?

教室ではサークルのミーティングが・・・。

忘年会を兼ねて集まっているそうです。

年末だというのに、学生生活を楽しむ学生たちの姿がそこにありました。

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2006年12月26日 (火)

せっせと宛名書き

今年はやけに喪中の方が多い。

新しく知り合った方も多く、年々年賀状を出す数が激増しています。

それにしても、喪中の方が多すぎます。

こんな年もあるんですね。

年賀状には必ず一人一人挨拶文を書きますが、

これが終わるのは除夜の鐘のころですかね・・・。

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2006年12月25日 (月)

死刑執行

今日、4人の死刑が執行されたそうです。

よりによってクリスマスの日に・・・。

前任の法務大臣は死刑執行に肯定的ではなかったそうで、大臣交代が4人の死刑囚の命を奪う結果につながりました。

今回の執行で、「『14年ぶりに死刑執行なし』の事態を免れた」ことになります。

国のメンツのために、

あと1週間で新しい年を迎えることができた4人の命が絶たれたことになります。

死刑囚はそれなりの「罪」を犯した者です。

「罪」を償うということはいったい何でしょうか?

「命」を奪う罪を犯した者に、その「命」をもって償う刑罰自体は否定しません。

しかし、反省なき死刑が償いといえるのでしょうか。

今回執行された4人のことは分かりませんが、大阪教育大付属池田小学校乱入事件のTは判決確定から1年も経たずに刑が執行されました(2004年)。反省のかけらも見せずに・・・。

私が遺族だったら・・・。私が裁判員になったら・・・。

どう考えるだろうか。

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2006年12月24日 (日)

メリークリスマス

今年のクリスマスイブは日曜日ですね♪

最近の大学は授業日数確保のため、補講や集中講義がたくさんあります。

今日も日曜ですが、集中講義期間中のため大学は営業中!

私は授業がありませんでしたが、知り合いの先生に用があり出勤。

年末のご挨拶をさせていただきました。

Imgp1124 で、クリスマスプレゼントをいただきました!

モロゾフのチョコレートです。2段重ねです♪

休日出勤。いいことありますね!

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2006年12月23日 (土)

1年生のレポート

後期授業の試験は年明けの1月ですが、試験を前にして1年生にレポート課題を課しました。その締め切りが昨日。

今日から読み始めていますが、書けている学生と書けていない学生の落差が大き過ぎます。

レポートの書き方は前期に指導しているのですが・・・。

入学して8ヶ月。差が大きく開き始めました。

この差をこれ以上開かせないために、今年は個別に赤を入れて返そうと思います。

でも、きっと、読まない学生がいるんだろうな・・・。

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2006年12月22日 (金)

NOBLESS OBLIGE

とある出版社の社長と飲みました。

社長とは同郷ということで、たまにお誘いを受けます。

会社に訪問して早々に、「本を1冊あげるよ」と倉庫に案内されました。大量の本がうずたかく積まれた倉庫は圧巻です。せっかくなので、ちょっと高めの本を1冊、いただきました(笑)

その後、新しい編集者の一人を紹介されました。「何かいい企画があれば、伝えてやってよ」と。私、自分で書くよりも、企画する方が得意なもので・・・。

その後は飲みながら、ひとしきり社長の自慢話に付き合いました(笑)

いつも同じ話なのですが、今日はいつもと違う話が聞けました。社長は自身の貧しい少年時代の影響もあり、里親活動をされているのです。既に2人の方の里親として自宅で養育し、大学まで行かせたそうです。また、私財をなげうって、子どもたちのためのシェルターを運営しているそうです。1箇所は私も知っている施設でした。まさか、この社長がスポンサーだったなんて、驚きでした。最近、自宅のある神奈川県の児童相談所から相談があったそうで、神奈川にもう1箇所のシェルター開設を企画しているそうです。

話を伺っていて、“NOBLESS OBLIGE”という言葉を思い出しました。「高貴なる者の務め」と訳される言葉です。

この社長、見かけは普通のおじいさんですが、出版業界では名の知れた有名人です。毎月、何十冊もの新刊を出し、会社もそこそこ繁盛しています。生い立ちこそ貧しく、しかも、今の出版社を立ち上げる前に1度2億の負債を抱えて倒産したこともある方です。しかし、今の会社を立ち上げて30年。業界の風雲児として走り抜けてきました。

そんな社長も、自分なりの方法で社会貢献をされているんだなと感心しました。まさに、「高貴なる者の務め」を果たしておられる方です。

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2006年12月20日 (水)

耕治人『そうかもしれない』

先日紹介したNHKスペシャル「認知症 その時 あなたは」が放映され、周囲の話題となっています。

書きたいことはたくさんありますが、整理してからにします。

今日は、本の紹介をします。

認知症の妻を介護する作家を主人公にした映画『そうかもしれない』については、11月24日の日記で紹介しました。この原作である、耕治人の『天井から降る哀しい音』『どんなご縁で』『そうかもしれない』の3作はいずれも絶版となっており、耕治人全集第4巻で読むしかなかったのですが、この度、3作品に『一條の光』と年譜、「耕さんの思い出」などを加えた本が出版されました。

出版したのは武蔵野書房という小さな小さな出版社です。原作の耕さんとは少なからぬ縁のある出版社のようですが、あまりに小さな出版社のため一般書店では注文するしか入手はできないようです。Amazonにも出ていませんでした。武蔵野書房さんに電話をして聞いたところ、直販中心に展開しているそうです。

私は絶筆となった『そうかもしれない』のラストで改めて涙してしまいました。私小説の威力を感じる作品です。是非お読み下さい。

 耕 治人 『そうかもしれない―耕治人命終三部作』 武蔵野書房

 ISBN 4-943898-59-9   本体2,000円

 書店で手に入らない場合は出版社に直接お電話下さい。武蔵野書房さんの電話番号は042-326-0201です。

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2006年12月19日 (火)

「若い人がほしい・・・」

特別養護老人ホームの施設長をしている知り合いから電話がありました。

「来年4月採用で、介護福祉士をもう1名雇いたいので、先生のところの学生で決まっていない学生がいたら紹介してほしい」という内容でした。

求人を出して採用は決まっているが、もう1名の欠員が生じるのだとか。

残念ながら私の学校では紹介ができる人はいません。

介護の卒業生はまだ出ていないのですから・・・。

私「男女はどちらがいいのですか?」

長「どちらでも構いません。介護福祉士なら誰でも!」

知り合いの専門学校教員から、「社会人の方でいい人がいるのですが、どこかいい職場があったら連絡ちょうだいね」と聞いていたことを思い出しました。

そこで、

私「別の学校ですが社会人経験の方がいますよ。連絡しましょうか?」

長「あっ、え~。できれば、若い人がほしいんですよ・・・。経営的にも・・・」

施設長さんは先ほど「介護福祉士なら誰でも」と言いました。なのに、「若い人がほしい」とおっしゃる。社会人経験がある方ならば、新卒より高い給与のようで、経営的に大変なようです。

そもそも介護現場は人生経験の浅い若い職員が多く、離職率も高い職場です。20歳前後の職員ならば、安い給料でも働いてくれると思っているかもしれません。しかし、それで良い介護ができるのでしょうか?

給料が高いことにこしたことはありませんが、社会人経験者=高い人件費という考え方を捨ててほしいものです。「新卒」であることには変わりがありません。その方の能力が高ければ、採用後にリーダーになってもらうなどして報酬を保障すれば良いのです。年齢と比例して人生経験は積まれていきます。しかし、その方の能力が年齢に比例しているとも限りません。社会全体に言えることですが、年齢給という発想自体がナンセンスな気がします。

施設を運営するには「費用」を考慮しなければならないことは理解できます。しかし、施設は誰のためのものでしょうか?「費用」よりももっと大切なことがあるのではないかと思います。

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知人の訃報

最近、知人の訃報の接しました。

半年前に知り合ったOさんは、施設職員をしながら某県の介護福祉士会の会長として活躍されていました。介護福祉士のスキルアップを目指した研修制度の検討会で知り合い、その熱い思いのファンでもありました。

知り合って半年。何度も議論をしてきました。現場を改革していく思いを何度も語ってくれました。たった半年でしたが、信頼できる先輩とめぐり合ったという直感がありました。

年が明けたら再会できることを楽しみにしていたのですが・・・。

不慮の事故により39歳の命は無常にも絶たれてしまいました。

本当に残念でなりません。

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2006年12月18日 (月)

泣かしちゃった・・・

ゼミでちょっと厳しく指摘したら・・・

学生が泣いてしまった・・・。

あまりの手抜き発表。

本人も悔しいはず。

これをバネに頑張ってほしいものです。

学生を泣かすなんて、大人気ないな~。自分。

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2006年12月17日 (日)

あらしのよるに

Arashi01 「あらしのよるに」という絵本があります。木村裕一さんの作品です。

シリーズになっていて、講談社より全7巻が出版されています。

http://shop.kodansha.jp/bc/books/arashi/

アニメ映画にもなっているようですが、残念ながら私は見ていません。

「あらしのよるに」を知ったのは、今年の夏にある精神障害者の作業所でこの作品の朗読を聞いた時でした。

嵐の夜に、嵐を避けるため立ち寄った小さな小屋の中でオオカミとヤギが出会います。真っ暗だったために、互いの正体を知ることなく意気投合します。

「わたしたち、気があいますね~」

翌日、会う約束をして別れます。そして、再び出会ったとき、天敵同士であることを知るのです。それでも、オオカミとヤギの友情の絆は深くなります。お互いの群れからは、裏切り者として追われ、2匹(2人?)で逃げることを決心します。そして・・・。

Aras0127 この「あらしのよるに」は小説本も出版されています(2006年、小学館刊、1470円)。小説本は絵本とも映画とも異なる結末になっています。

食う者と食われる者どうしであるオオカミとヤギが、信じあい、運命を共にすることを決意し、吹雪の山を越えていきます。行く末や如何に!?

ぜひ小説をお読み下さい。

さて、この「あらしのよるに」の演劇公演が来年3月1日・2日に行われます。この演劇公演は精神障害者共同作業所ひあしんす城北の演劇リハビリテーションの成果として行われます。場所は東京都板橋区立文化会館、入場料は500円です。詳しくはホームページをご覧下さい。

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2006年12月16日 (土)

障害者雇用率は改善したのか?

次のような記事が配信されていました。

民間の障害者雇用率、過去最高=公的機関は改善の余地―厚生労働省

 厚生労働省は14日、6月1日現在の障害者雇用状況を発表した。従業員56人以上の民間企業の雇用率は前年より0.03ポイント高い1.52%で、過去最高を記録した。雇用情勢の回復や、CSR(企業の社会的責任)などの観点から障害者雇用に積極的な企業が増えたためで、雇用率は2年連続で上昇した。
 一方、都道府県教育委員会、独立行政法人などの公的機関では雇用義務の未達成率が依然として高く、改善の余地が大きい。(12月14日21時共同通信配信) 

障害者の雇用率が0.03%改善したと報じています。

しかし、今年の4月から「障害者雇用促進法」が改正され、精神障害者の雇用も算入できるようになりました。雇用されている人の障害種別は分かりませんが、精神障害者の雇用を算入しても0.03%しか改善されない、というのは決して「改善」とは言えないように思います。

そもそも、「数字」だけでなく、就労環境の整備が重要のはずです。ただ「雇用率が未達成ですよ!雇いなさい」では、職場の方々は障害を理解できませんし、本人も働きにくいはず。

障害者雇用においては、数字よりも質的な面に対する注目が必要です。

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2006年12月14日 (木)

持病

学部長が持病の治療のため入院されました。

本日の会議で代理を務めた某学科長が

「学部長は『持病』の治療のため・・・」と発言すると、会場から笑い声が。

『持病』・・・

それは『ぢびょう』と読みますから(笑)

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認知症 その時 あなたは【番組案内】

NHKスペシャルで「シリーズ 認知症 その時 あなたは」が放送されます。

第1回 「常識を変えよう」

    12月17日(日)  20時~22時(20時45分~21時までニュース中断)

第2回 「介護の孤立を防ぐために」

    12月18日(月)  19時半~20時44分

【番宣記事より抜粋】急速な高齢化に伴い、日本の認知症患者は急増中。今や全ての人が避けて通れない問題に。そこでNHKでは「認知症になっても、誰もが安心して暮らせる社会を作る」ためのキャンペーンを展開する。そのスタートにあたり、2回シリーズで、近年、大変革を遂げた「医療」と「介護」の最新情報を紹介するとともに、家族や地域、施設がかかえる課題について考えていく。
第1回は、「手の施しようがない」「本人は何も分からなくなる」といった認知症をめぐる古い“常識”や“偏見”を一掃する。
治療薬の登場と生活面でのサポートによって、診断から5年たった今も穏やかな日々を送る女性…。認知症を引き起こす疾患の一つ、アルツハイマー病の「根本治療」を目指す新薬を巡り、開発競争が繰り広げられるアメリカの現場と、その研究に協力する患者たち…。予防をめぐる研究や課題…。そして、家族やプロの介護スタッフが「手に負えない」と投げ出すほど激しい徘徊や暴力などの症状を押さえ、「その人らしく」暮らすことを可能にする画期的な介護の手法…。
かつて「絶望の病」と思われていた認知症だが、患者本人や家族、介護者、そして医療関係者が、正しい知識を持ち、正面から向かい合えば、解決できることは格段に増えるはず。高齢者ならずとも必見の103分間。

<出演>・遠藤英俊さん:医師 国立長寿医療センター包括診療部長
      ・永田久美子さん:認知症介護研究・研修東京センター主任研究主幹
      ・高見国生さん:全国組織の患者家族会「認知症の人と家族の会」代表
      ・宮崎美子さん:女優 視聴者の方と同じ目線で認知症に関する

http://www.nhk.or.jp/special/onair/061217.html

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2006年12月11日 (月)

おばあちゃん

002744650000_2 1981年、ばるん舎という小さな出版社から1冊の絵本が出版されました。

その本の名は『おばあちゃん』。

谷川俊太郎が文を、三輪滋さんが絵を担当しています。

うちのおばあちゃんは あかちゃんみたい。

いつもねどこに ねています。

おむつをしています。

ごはんも ひとりでは たべられない。

と始まるこの絵本。子どもの目線から認知症と家族介護について書かれ、子どもの立場から見た認知症の祖母について「もしかすると おばあちゃんは うちゅうじんに なったんじゃないかと おもいます。」と表現しています。そして、最後は、

おとうさんや おかあさんも

としをとると うちゅうじんに なります。

ぼくも いまにうちゅうじんに まります。

と結ばれる。

この絵本は、谷川さんが母親の介護経験を元に書いたもので、認知症高齢者を扱った絵本として当時としてはセンセーショナルな内容と絵が賛否両論を巻き起こしました。後に谷川さん自身は「そういう現実があるということをできるだけ早いうちからこどもに知らせた方がいい、という立場だったから、こういうものを書いたわけ」と語っています。絵本が出版された当時、日本の高齢化率は9%。現在はその2倍以上の21%と「超高齢社会」となっています。「老い」が以前にも増して日常のものとなってきています。

「老い」や「死」を学ぶことは、「生きること」や「命」の尊さを理解することにつながります。映画『あおげば尊し』では、主人公の父親(元教師)が末期ガンとなり、同じ教師の道を歩んだ息子の教え子に「死」を見せる「最後の授業」を行います。「死とは、生きることとは、いったい何なのか」を伝えるために・・・。

「いじめ」や「自殺」が後を立たない昨今、「生きること」の意味や「命」の尊さを実感するためにも、避けられてきた「老い」や「死」を身近なものとして伝えることが重要なことのような気がします。

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谷川俊太郎さんの絵本「おばあちゃん」は2006年3月、「ひとり」「せんそうごっこ」と合本で、プラネットジアースより再刊されました(1800円)(詳細はこちら)。

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2006年12月10日 (日)

ワーキングプア

NHKスペシャル「ワーキングプアⅡ」が放送されました。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/061210.html

7月放送分の反響がとても大きかったようです。

ワーキングプアは、正社員並に働いているにもかかわらず、生活保護水準以下の暮らししかできない貧困層のことです。番組では様々な事例が紹介されました。どれも、日本社会の闇を映しています。ワーキングプアは特別なことではなく、誰もがなる危険性があるのです。

番組後半で紹介された元内装工事業の76歳の男性Aさんは、妻が特別養護老人ホームに入居しています。アルツハイマー病で要介護状態なのです。特別養護老人ホームの利用料は月6万円かかります。Aさんが受け取っている年金も6万円なので、全て特養の利用料に消えていきます。これでは生活ができないため、公園清掃の仕事を週3日して月8万円の収入を得て市営住宅に暮らしています。自身も仕事がキツくなってきていますが、生活していくためには仕事を辞めるわけにもいきません。もし特養に入居している妻よりも先に自分が死んでしまったら・・・、と考え、最近は少ない収入から貯金も始めています。

また、元大工の80歳の男性Bさんは、毎朝空き缶拾いをして妻との生計を立てています。Bさんは年金を受けていません。受給資格を得るには5年足りなかったそうです(国民年金を受給するには25年の納付が必要です)。一家の長男だったBさんは年金の納付よりも親や兄弟を養うことを優先したためです。また、いざという時のための蓄えが70万円あるため生活保護も受けられません。「ここまで長生きするとは思っていなかった」と語ります。空き缶拾いで得られる収入は月に3~5万円。年金も生活保護も受けられないBさんはこれを続けていくしかありません。

政府は「再チャレンジ政策」を標榜しています。しかし、ワーキングプアに陥った高齢者には「再チャレンジ」も絵に描いた餅にすぎません。老いてなお苦しい状況にある人に、年金、生活保護の改革は更なる厳しさを求めます。「人間」を大切にする社会は程遠い現実のようです。

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2006年12月 8日 (金)

非常勤で教えること

明日(8日)で非常勤先の後期授業が終わります。

試験はまだ先ですが、深夜まで試験問題作成に気合いが入ってしまいました。

福祉系ではない学校で社会福祉を教えると苦労とともに刺激を受けるものです。今回、改めて「福祉を教えること」の意義を学ばせていただきました。

さて、「非常勤講師」には大きく分けて3種類あります。

①ある領域の専門家としての仕事をしながら非常勤で教えに行くパターンと、②将来の専任教員を目指して非常勤としてアルバイトをするパターン、そして私のような③本務校がありながら別の学校に教えに行くパターンです。

①は研究者ではないが、その科目の専門家として学生たちに実務に基づいた講義をする方が多いようです。②はなかなか専任が決まらず、教歴と生活費を稼ぐために必死の方が多いようです。

大学で非常勤講師を採用する場合、①②は難しい面もあります。①の場合、研究業績がない方もおり、学内審査で落されるケースもあります。②の場合、研究業績があっても教育歴がないと「教育能力はあるのか?」と難くせをつけられることもあります。結局、③の方が断然有利になります。本務校があるということは、既に教歴があり、専門の研究業績を有していると判断されるからです(そうでない教員もいますが)。

しかし、最近の大学では、「自分の大学をしっかり教えるべきであり、他の学校で教えることは良くない」という考え方もあります。確かに、一昔前は、本務校の授業そっちのけで非常勤を掛け持ちしてバイト代を稼ぐ教員もいました。しかし、ベテランの教員にとっては研究時間を削ってまで自分の持つ専門的知識を他の学生にも伝える社会貢献であり、若手の教員にとっては教育力を伸ばすための修行でもあります。また、自分の大学にその科目の専門家がいなければ他の大学から非常勤に来ていただくのですから、こちらからも出すというのがフェアーな関係です。

しかし、大学によっては非常勤を禁止するところもでてきました。現在、来年度のカリキュラムを編成していますが、予定していた非常勤講師のお一人が「本務校で禁止になったので担当できない」と連絡してきました。本務校の業務に迷惑をかけていないのに全面禁止にするのはどうかと思いますね。こちらも困りますし・・・。(通常は1人1校2コマまでの非常勤は許可を得て可となっているケースが多いようです)

私の大学のW先生なんて、自宅のローンを稼ぐために許可を得ている非常勤以外に、黙ってもう1校非常勤やってるんですがね・・・。

※ココログが長~いメンテナンス期間を設定したために更新ができず失礼しました。3日間もメンテで更新できなかった割には「問題を解決できず、後日改めてメンテナンスを行います」はちょっとひどいね~。

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2006年12月 4日 (月)

介護保険事業計画策定委員会

061204_155655 ゼミを休みにして、某市の介護保険事業計画策定委員会に出席してきました。

平成21年から始まる第4期の介護保険事業計画の策定です。

実は私の立場は「障害者団体代表(社会福祉関係者)」です。

学識枠ではないので、終始黙って座っていました・・・。

でも、苦痛に耐えられず(?)、最後は発言してしまいましたが(笑)

今日は傍聴者が1名だけでした。これなら、ゼミ生をつれてきたらよかったな。

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2006年12月 3日 (日)

リエとナオミの介護日記【番組案内】

本日(12月3日)、25時から(午前1時ですね)、

日本テレビ系列の『NNNドキュメント06』にて、

「笑って泣いて 寄り添って ~リエとナオミの介護日記」が放送されます。

内容を番宣から引用すると、

 お年寄りの4人に一人が独居老人という山口県周防大島町。青見理絵さん(29)と中津尚美さん(29)は5年前この島に、24時間対応型の訪問介護の会社を立ち上げた。二人は高校の福祉課を出た後、別々の福祉施設に勤めていたが、すぐにそこを飛び出した。「気付いたら介護ではなく作業をしていた…」。青見さんは小さい頃、近所の老人ホームが遊び場だった。中津さんは両親が離婚し、祖父母の手で育てられた。一人暮らしの老人を襲うトラブルや、理想の福祉の前に立ちはだかる行政の壁…。それでも二人は力を合わせて“心の通う介護”をめざす。

だそうです。

当日のご案内になってしまいました・・・。

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2006年12月 2日 (土)

女児誕生!

職場の同僚職員Yさん(産休中)が無事に女の子を出産!との連絡が!

おめでとうございま~す!!

予定日より2週間も早く産まれたそうです。

Yさんとは同じ年で、コースの新設申請で一緒に苦労した仲です。

よくいじめられましたが・・・。

パソコンの電源を切っても、切れているかどうかEnterキーを5回も10回も押し続けて確認するくらい几帳面(?)なYさん。きっと、子育ても几帳面なんでしょうね~(笑)

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2006年12月 1日 (金)

「優しい」教員

ある先生から内線で呼ばれました。

研究室に伺うと、パソコンの前に先生と学生1人が座っています。

「どうしても文章の左があいちゃうのよ~。どうすればいいの?」と先生。

画面にはその学生のレポートが・・・。

とりあえず、インデント設定の解除の方法を教えて差し上げました。

でも、先生、いつも学生が隣にいますよね?そして、パソコンを打っているのはいつも先生・・・。

確かに「優しい」先生です。でも、その「優しさ」は違うと思うのですが・・・。

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