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2006年11月 8日 (水)

審査会による「意見聴取」

障害者自立支援法によるサービスの利用手続きにおいて、市町村の「審査会」は障害程度区分の判定を行います。

しかし、程度区分判定後、サービス支給決定案が作成された際、「非定型の支給決定」の場合は審査会で「意見聴取」が行われることになっています。

障害程度区分では区分ごとに国が定めた「国庫補助基準」と呼ばれる支給量の枠が決められています。この「枠」を超えてサービスが必要だと判断されケアプラン(正確にはケアプランではありませんが)が作成された場合を「非定型」と呼びます。ただし、「非定型」の枠は自治体が独自に決定することができます。国の基準の2倍までなら無条件で支給決定する自治体もあれば、無条件に枠を拡大している自治体もあります。自治体が決めた枠を超えてサービスが必要な方のケアプランは「非定型」とされ、審査会で認めるかどうか「意見聴取」が行われます(当事者の意見を聴くのではなく、審査会の意見を聴くということです)。すなわち、審査会でOKが出ればケアプラン通りのサービス量が支給できることになるのです。逆に、審査会で「減らせ」となれば、サービス量を減らさなければなりません。

今日の某市「審査会」では、この「意見聴取」が行われました。地域で生活している方の生の姿がよく分かるアセスメントシートとケアプランです。どの方も基準を超えたサービスを受けなければ地域での生活はできません。とても難しい判断だと思います。

私以外の委員は医師や作業療法士などで、生活の実態をあまり知らない方です。ここぞとばかりにサービスの必要性を訴えました(笑)幸い、対象者全員がケアプラン通りのサービス量で認定されました。

しかし、体調の変化などで今以上のサービスが必要になったら・・・。そんな緊急な場合の「枠」は想定されていません。障害者自立支援法は地域での生活の足かせになるな~とまた実感しました・・・。

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