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2006年11月20日 (月)

利用者から泣かされる

介護実習に出ていた学生たちがキャンパスに戻ってきました。

現場で実習していた学生たちの顔はどこかしら成長したように見えるから不思議です。

その中のAさんは、私が指導を担当している学生。Aさんの実習先である特別養護老人ホームには最終日にも訪問しました。私が帰った後、こんな出来事があったそうです。

Aさんは利用者のBさんに呼ばれ、居室に入っていきました。そこで、頼まれ事を受けそれを行いました。ところが、「なってない!」と厳しく怒鳴られたそうです。「こんなことは頼んでない!」「あなたみたいな若い人にはできない!」などかなり厳しい口調だったそうです。Aさんは自分に非があるとは思えなかったので、つい言い返してしまったそうです。それを聞いたBさんは、更に厳しい口調でAさんに怒鳴り、ついには口論のようになってしまいました。

その後、職員の方が入ってその場は収まりました。居室を出たAさんは悔しくて泣きました。それと同時に、Bさんと関わることが怖くなってしまったそうです。しばらくしてAさんがレクリエーション活動のためホールに移動するとBさんもいらっしゃいました。Aさんはその方の目を見ることができません。そうこうしている間に、最終日の実習時間も終わりに近づきました。実習が終わろうとしている時、BさんがAさんに話しかけてきました。「あなたには世話になったね~。また遊びにいらっしゃいね」と、とても優しい口調でおっしゃったそうです。Aさん、今度は別の意味で涙しました。

Bさんがなぜ厳しい口調で怒鳴ったのか、その意味をAさんはまだ理解していません。いや、それを自分の力で理解するにはまだ経験が十分ではありません。でも、長い人生を歩まれた方の気持ちを理解する「種」がAさんの中にしっかりと植えられました。これからの事後指導と次の実習を経て、きっと大きく成長することでしょう。

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