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2006年9月

2006年9月29日 (金)

Y大へ出張?

大学事務局で教務の打ち合わせをしていたところに、ジュニア氏が声をかけてきました。

ジュニア氏は理事長の婿さんで、いずれは跡を継がれるお方。現在は大学の企画セクションの責任者でもあり、将来構想委員会(9月12日の日記参照)を立ち上げた方でもあります。

そんなジュニア氏。大学の業界雑誌の大学改革についての記事を示しながら、

「いや~、理事長がY大に話を聞いてこいって言うんですよ~」

「そうなんですか。でも、遠いですね」

「それでね。将来構想委員会のメンバーからも行ってもらえって言うんですよ~」

えっ?まさか・・・。

「とりあえず、私(ジュニア氏)と、委員長のW先生、あとF先生と、マンデリン先生で行こうと考えているんですよ~」

「話を聞くくらいならジュニア氏とW先生でいいんじゃないでしょうか。交通費もかかりますから・・・」

「Y大の近くだと何が美味しいかな~。やっぱり牡蠣ですかね~。鍾乳洞で有名な所もありましたよね~。新総理の実家も見たいな~」

おいおい、観光旅行ですか・・・。経費で行くんじゃないの・・・?

「ジュニアさん、実は私は飛行機が苦手で・・・」

「じゃあ、新幹線で行きましょうよ~」

そういう問題ですか・・・?Y大は確かにおもしろい取り組みをしていますが、うちの大学とは比較できないくらい大きな大学。しかも国立大学法人です。しかも、4人分の旅費を使って見る価値があるのかどうか・・・。私には分かりません。なので、とりあえず、

「Y大だけ見るんじゃなくて、近くのS大、やK大なんかもまわってはどうでしょうか。最近潰れかかったH大なんかも反面教師になるかもしれませんよ」

と、言ってはみましたが、いずれ出張命令が下る日がくるんでしょうね・・・。

でもジュニア氏、観光旅行はやめましょうね。

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2006年9月27日 (水)

介護殺人を考える

このところ認知症の家族介護に疲れたことによる殺人事件や無理心中が増加しています。この夏は特に多かった気がします。

今年4月に神奈川で起こったある事件もそうでした。26日にその判決が出ましたが、やはり考えさせられる事件です。

相模原・認知症の妻絞殺:介護の夫に懲役5年 殺害の葛藤明らかに--地裁 /神奈川

 ◇殺害までの葛藤明らかに
 今年4月、介護していた認知症の妻(当時70歳)を絞殺したとして、殺人罪に問われた相模原市、無職、A被告(71)に対し、横浜地裁は26日、懲役5年(求刑・懲役8年)を言い渡した。判決で、介護に限界を感じた被告が周囲に相談をしながらも追い詰められ、43年間連れ添った妻を殺害するまでの心の葛藤(かっとう)が明らかになった。この夏も介護殺人が相次いだ県内。追い詰められた介護人をどう見つけ出し、支えるか。相次ぐ事件は問う。
 判決などによると、A被告の妻チヨノさんは02年ごろから物忘れがひどくなり、05年3月に日常会話がほとんどできなくなって認知症と診断された。
 A被告は同年5月ごろから、月1回の訪問看護などを利用するようになったが、妻が夫以外の介護を拒絶。仙宅被告は同居している長女らにも迷惑をかけまいと考え、1人で介護をした。
 今年に入ると妻の症状が悪化。不安感を増したA被告も不眠に苦しんだ。介護に限界を感じて子供に援助を求めたが、過度に負担をかけることをためらい、任せきれなかった。
 今年1月中旬以降、介護施設職員に特別養護老人ホームなどの利用を相談し、4月にショートステイの予約をとったが、妻が夫以外の介護を嫌がることや経済的負担を考えてためらい、自らの体調悪化にも悩み、4月中旬には妻と無理心中するしかないと考え始めるようになった。
    ■
 A被告は4月22日午後2時ごろ、妻が自宅を訪れた妹すら思い出せなかったことにがく然とし、無理心中を決意。家族に迷惑をかけるため外で殺そうと企てた。
 妻に睡眠薬を飲ませ、車に乗せて殺す場所を探したが、元気だったころの妻との生活を思い出し、殺害できないまま帰宅した。
 だが、午後9時すぎ、今後の介護を再び悲観。同20分ごろ、寝ていた妻の首を電気コードで絞め、窒息死させた。

   <以下省略>   (毎日新聞9月27日 神奈川版)
   ※被告名はマンデリンがAとしました。

自分が被告と同じ立場ならどうだろうか?考えてしまいます。

「老老介護」の状態で、配偶者以外の介護を拒否するケースはとても大変です。福祉や介護の知識がない家庭の場合、なおさらです。たった数年で認知症が進んでしまい、支援を求められなかった今回の事件の場合、周囲が早めに気付くことが求められますが、現実は難しいものです。

今回の事件のように、介護者の真の心の内を理解するのは容易ではありません。特にただでさえ忙しいケアマネジャーが介護者の心を理解し、共倒れを防ぐことは業務以上の役割が必要になります。サービス現場の職員の質も高くなければ「夫以外の介護を拒否」することを改善することも困難です。サービスを利用しても、結局は再び利用を諦めることになってしまうかもしれません。

介護保険制度では、「措置」ではなく「契約」ですから、サービス利用の強制はできません。介護に追い詰められながらも「絶対にサービスを利用しない!私が最後まで介護する!」とのケースを克服しなければ、このような事件は減らないでしょう。ではどのように克服するのか?まだ月並みな方法しか思い浮かばないのが私の限界です・・・。

皆さんはどう思われますか?

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自己負担が100倍!

障害者自立支援法:県内影響 負担、通所100倍 入所1.3倍に /熊本

 ◇56人が利用ストップ 生活苦、深刻
 県は、施設などの利用料を原則1割負担とする障害者自立支援法(4月施行)の影響調査を発表した。平均負担額は通所施設利用者が100倍、入所施設で1・3倍に増え、56人が施設やサービスの利用をやめた。利用を減らした人も158人おり、半数近くが「生活費が足りない」などと生活苦を訴えている。
 調査は7~8月、事業者を通じ県内の入所、通所施設やホームヘルプ利用者6899人に実施。回収率は84%だった。負担額はこれまで利用者の大半が利用料ゼロだった通所施設が月平均162円から1万6906円に増加。入所施設も3万9507円が5万4245円に、ホームヘルプが450円から3607円に増えた。
 急激な負担の増加で、法施行前後の3~7月に59人が利用をやめた。障害別にみると知的障害者が37人と最多だった。利用日数や時間を法施行前に比べ2割以上減らした人は158人で、うち半分以上減らした人は98人に上った。
 法施行の影響について回答した1914人のうち「生活費が足りない」は46%。31%がサービスの利用を減らしたことで「家族の負担が増えた」と答えた。事業所も利用の減少を受け、収入が入所施設で2%、通所施設は9%のマイナスとなり、未収金も発生しているという。
 調査した県障害者支援総室は「利用者は経済的負担に少なからず不安感を持っており、施設退所や利用を控えざるを得ないと考えているケースは潜在している。利用を中止した人には相談などのアフターケアが必要」と課題を挙げている。

(毎日新聞9月27日 熊本版)

えっ?100倍?

月平均162円から17,000円では、確かに100倍ですね。これはインパクトのある見出しです。でも、100倍になることが問題なのではなく、通所施設(通所授産施設や作業所も含む)利用のための自己負担が平均で17,000円なのが問題です。利用料以上の工賃(給料)をもらっている障害者はほんのわずかなのですから・・・。

また記事ではホームヘルプの自己負担平均が少ないように思われるかもしれません。でも、これはあくまでも“平均”。常時介護を必要とする重度障害者の場合、利用時間が長いのですから、この平均で考えては実態が見えてきません。

「生活苦」に追い込むのが「障害者“自立支援”法」だったのだろうか、と法の前面施行4日前にして改めて実感・・・。

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2006年9月25日 (月)

協同としての学び

研究室に2年生の数名がいるとき、1年生4名が訪れてきました。

1年生は秋に予定されている学外実習の個人票を私にチェックしてもらうためにやって来たのです。いつもは2人、2人で来るのでこの4人が一緒になるのは初めてです。

Kさんの個人票を見た私は傍らにいた2年生に、「これを読んで先輩としてコメントしてあげて」と振ってみました。2年生はそれを読み、Kさんにいろいろとアドバイスをしてくれました。「実習期間は思ったより短いからこんなに目標立てても学べないよ」「Kさんが一番学びたいと思っていることは何?」などと。その間、私は他の3人の個人票を順次チェックしていました。Kさんを見ると、いきない先輩に振られたからでしょうか不安そうに、でも真剣な表情で考えていました。他の3人もちょっと気になりながら私の指導を受けています。

その後、先輩達が退出して、1年生4人と私で個人票指導を再開しました。

先ほどまで2年生にアドバイスを受けていたKさん。せっかく立てた実習の目標を崩してよいものか悩んでいるようでした。でも、先輩のアドバイスが効いていました。

私「一番学びたいことって何だろうね?」

K「私、やっぱり認知症が気になるんです。認知症の方とどうやってコミュニケーションを取るのか。それを学びたい。あと、認知症って寝たきりだと思っていたんですが、歩行できる人もいるんですよね。そういう人への手すりの高さや環境面の配慮も知りたいんです。他の目標、削ってもいいですか?」

彼女は自分が本当に学びたいことに自信を深めたようです。

その間、残りの3人があ~でもない、こ~でもない、と話し合っています。今までにはなかった光景です。先輩とKさん、Kさんと私のやり取りに相当刺激を受けた様子。

先ほどまで「個人票、これでいいですよね?いい加減にOK下さい」って言っていた学生が、「今から書き直します。今日終わらなければ、明日もう一度見てくれませんか?」

その後、4人の学生と私で実習や実習指導についていろいろと話し合いました。いつも2人と2人で別々にやってくる学生たちも互いの思いを語り始めました。そのうちに、4人ともこれまでにない発想が次々と浮かんでいるようでした。

教育学の用語に「協同としての学び」というのがあります。「協同学習(collaborative learning)」、そして「互恵的な学び(reciprocal learning)」と呼ばれるものです。対等な対話的コミュニケーションの中で、教師―学生、先輩―後輩、同輩―同輩が対称的な関係を築き、「競争的関係」ではなく、違いを多様性として認め合いながら、個人では達成できないより高く豊かな学びが実現できます。今回の出来事は、その重要性を私に教えてくれました。

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2006年9月24日 (日)

学会での発表

数年ぶりに学会での発表をしました。

大学教員なら当たり前なのですが、ここ数年は大学の学務や現場のことが忙しかったことと教育を中心にしたかったのでサボってました(笑)

研究は学会発表をしなくても遂行することは可能です。でも、学会発表はそれなりの効用があります。

なんといっても「日程」が決まっています。発表することが決まれば、それに向けて資料を整理したり、考察をしたり、そして原稿を書きます。日ごろはマイペースで研究していていも、いざ学会発表となるとスピードが格段に速くなります。それだけ研究が進むのです。これが一番の効用ですね。特に、今回のテーマは数年前から温めていて、いつかはやろうと思っていました。それを知っている学会関係者のT先生に「発表者が少ないから登録しておくよ」と半分無理やりに発表の機会をいただきました。今となっては感謝です。

学会発表の効用の2番目は、参加されている方々のコメントや意見がもらえることです。一人で研究しているとどうしても主観的になったり、独りよがりになります。また、資料が欠けていたりします。発表することで、その道の大先輩から有益なコメントがいただけアドバイスを受けることができます。時には批判も受けますが・・・。今回も、学界の重鎮U先生に良いアドバイスをいただきました。感謝です!

あ~、発表して良かった~!!

次は、発表を元にしてこれを論文にする作業です。発表なしで論文を書くことの方が多いのですが、有益なアドバイスを受けることができたことと、自分の誤りが見つかったので修正しなければなりません。

今回の学会で某先生が「我々の研究は自分のためではなく社会の役に立つものでなければなりません」とおっしゃっていました。当然のことではありますが、大学にいると「業績!業績!」と言われ、つい疎かになる部分です。肝に銘じておいて研究を頑張ろうと気持ちを新たにしました。

苦手な新幹線に乗って行った甲斐がありました。

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2006年9月23日 (土)

専門学校の非常勤講師

現在の大学に移ってから初めてとなる外部の非常勤に行ってきました。

某看護専門学校です。そこで、半年2コマを担当します。

さて、専門学校の非常勤講師へのサービスはなかなか至れり尽くせりなんです。

まず、控え室に着くとお茶が出ます。担当するクラスの名簿だけでなく、座席一覧や顔写真一覧が渡されます。資料の印刷やコピーがないか聞きにきてくれます。プロジェクターが必要ならセッティングから立ち上げまで全てやってくれます。授業が終わるとコーヒーが出てきます。授業中の学生の様子はどうだったか、今後の日程調整などもとても丁寧に打ち合わせます。などなど・・・。

全てが懐かしいんです・・・。実は。

私も以前専門学校の専任教員をしていたことがあります。そこでは、非常勤の先生にこのような対応をしていました。気持ちよく授業をしていただけるよう配慮するのも教職員の務めなのです。そしてこのコミュニケーションが学生の雰囲気を知ったり、非常勤の先生方の授業内容・方法を知ることにつながり、自分たちの授業展開にフィードバックできるのです。(授業直前に来られる先生の印刷が大量の時は泣きたい気分でしたが・・・)

しかし、大学はどうでしょうか・・・。

非常勤講師に対して、最初は説明がありますが、その後は自分でやることになります。プリントの印刷も当日ならば自分でやらなければなりません。お茶は自分で淹れます。教室のPC立ち上げも基本的に自分でやります。学期前に打ち合わせはありますが、毎回の打ち合わせはありません・・・。

今日、非常勤先を終えて本務校に戻ったところ、今年から非常勤講師をお願いしている先生とばったり出会いました。その先生も今日が初日でした。とても、うかない顔をされていました。というか、助けを求めるような・・・。

聞くと、初めてのことばかりで大変だったと・・・。初回授業で教室までの案内は専門学校では常識となっていますが、大学ではないので迷ったとか。プロジェクターの使い方の説明もなく分からなかったとか。学期前の打ち合わせになかった事項がいきなり紙で渡されて困ったとか・・・。

この先生、私の学科の非常勤の先生です。授業教室が研究室の隣でもありますので、「これからは遠慮なく声をかけて下さい」と伝えました。ただ、この先生が授業の時間が私の外部非常勤の時間なので、来週別の時間に改めて打ち合わせをすることにしました。事務職員は入りませんが・・・。

大学には専門学校とは異なり大勢の非常勤の先生が来ます。私がいた専門学校並みのサービスは無理かもしれません。でも、もう少し丁寧な対応が必要かもしれないと感じました。改善できるところから調整していきたいと実感した次第です。

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2006年9月21日 (木)

学生による授業評価

大学の成績は教員が学生につけるものと思われています。

最近は、教員が学生によって評価を受けるという「学生による授業評価」という試みが定着してきました。

学生は授業料を払って大学に通ってきます。授業料に見合う授業を行うことは教員の義務でもあるのです。

では、「授業料に見合う授業」をしているかどうかは誰が判断するのか?

当然ながら学生です。

教員は学生から評価を受け、次年度に不十分な点を改善していく。それを繰り返していくことで、良い授業になっていきます。

私の勤める大学では、昨年度から学生による授業評価が導入されました。しかし、事情があって今年は実施しないことになってしまいました。

今日の教授会で昨年度の学生による授業評価の分析が報告されました。全授業の平均、講義・演習ごとの平均、学科ごとの平均などのデータ付きで・・・。個別教員の評価は差し障りがあるので公表されませんでしたが、それぞれ個人分は配布されました。

今回の授業評価の分析、効果があることがよく分かります。意見交換でも、「来年は実施してほしい」「今年、独自にやりたい」という積極的な意見もありました。

が、本当に聞いてほしい人たちが揃って欠席だったんだよね~。授業評価に反対している先生、学生からの苦情が殺到しているのに意に介さない先生・・・。

本当は、あなた方のために分析結果の報告会が行われたのですが・・・。

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2006年9月20日 (水)

就学支援委員会

某市の就学支援委員会の第1回会合がありました。

就学支援委員会というのは、障害のある児童個々が普通学級、特別支援学級、養護学校(今後「特別支援学校」に移行)のいずれに適するか判定を行い、保護者に助言するものです。以前は「就学指導」と呼ばれ、障害児の進路を決定してしまう大きな力がありましたが、現在は保護者の意思が尊重されます。委員会は医師、心理判定士、保育士、養護学校教諭、学校長、保護者代表などで構成され、就学時健診などを参考に適切な進路を判定する機関です。

2ヶ月ほど前に知人を通じて委員就任の依頼があり、「専門分野ではないから適任ではないと思いますが・・・」とかわしたのですが、数日後に「先生の経歴を教育委員会で審議したところ適任と判断されました」と・・・(よほどなり手がいないと見た!)。

仕方ない。やりますか、と承諾。

そして、数日前。担当者より携帯に突然電話が・・・

担当者「先生は委員長をお願いします」

私「それは聞いていません。困ります!」

担当者「学識経験者枠から就くことが決まっているのです」

私「では、他の先生にお願いをして下さい!」

担当者「学識経験者枠は先生お一人です。司会役ですから!」

私「・・・・・・(はめられた・・・)」

担当者「では当日。(ガチャン)」

現在の就学支援委員会は保護者等への助言にとどまっていますが、その児童の将来にとっては重大な判定を行います。一委員として自由に発言したかったんですが・・・。

会場に伺うと、案の定、皆さんどう見ても私より年長者。しかも、この分野のプロも大勢。行政関係者が委員長になれないのは承知していますが、気が重い・・・。

担当者が「議事の台本も準備していますから」というので、それを見たところ、

たったの10行!

文末に「適宜、変えていただいて結構です」とある・・・・。

そして、委嘱式が終わって、開会。

スムーズに議事も進みましたよ。なんとか。

でも、私の性格上、「台本通り」なんてできません。当然ながら、適宜変えさせていただきました(笑)全員の方に発言してほしいですから。

また一つ、勉強しなければならないテーマが増えてしまいました・・・。

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2006年9月18日 (月)

誤診ならばいいな・・・

自分の好きなことをひたすらに追い求めて頑張っている友人がいます。

大学時代からアジアに目を向け、勉強のかたわらアジアからの留学生と日本人との交流ネットワーク作りを展開。卒業後もアジアを股に掛けて仕事をしてきました。

現在は結婚されていますが、アジアとのつながりをフルに活かして活躍されています。

そんな彼女が卵巣がんの疑いで検査を受けました。

精密検査の結果はまだ出ていませんが、ステージ3くらいだと言われているそうです。

「卵巣を摘出しないで対応できませんか?」と聞いたところ医師は、

「あなたの場合、温存うんぬんより命にかかわるのですよ」とおっしゃったそうです。

太極拳で体を鍛え、大会でも活躍している女性で、体には人一倍気を遣っていました。

30代であり、まだ子どももいない彼女のショックは計り知れません。

誤診ならばと、願わずにはいられません。

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2006年9月17日 (日)

新出版社設立のお知らせ

聞きなれない出版社から封書が届きました。

またダイレクトメールかな、と思っていたら社名の下に「代表取締役 T」と友人の名が。

封書の中身は新しい出版社設立のご案内でした。

兄弟に障害者を持つTさん。福祉や人権の問題に興味を持ち、ある中堅出版社で20年に渡り編集を担当し、取締役にまでなりました。

Tさんと私は福祉系学会の全国大会の書籍販売コーナーで出会いました。

私のネームプレートを見て、「マンデリンさん、いつもホームページを見ています」とTさんから声をかけていただきました。拙いサイトの学会日程一覧を活用していただいていたのです。

以来、様々な形で交流させていただきました。

この夏、Tさんから現在の会社を辞めて新しい会社を設立する話を聞きました。

小さくても自分の出したい本を世に出す会社を作りたい・・・。

出版業界は非常に厳しい状況にありますが、Tさんの挑戦は始まりました。

「いつか本書いて下さいよ」と、いつもTさんから言われていました。

「当事者性から無縁ではない、実践的な知を、形にしていきたい」「出来得るなら、書き手、送り手、読み手のすべてにとって得心のいく本を世に送り出していきたい」と送られてきた挨拶文にあるこの新しい出版社から、いつか本が出せるよう私も努力したいと思います。

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2006年9月15日 (金)

大学と近隣住民との関係

今日から大学の後期が始まりました。

夏休みもそこそこに、また授業に追われる日々が始まります。

そんな後期の初日に、近隣住民から大学に苦情のメールが入ったそうです。

「通学態度が悪くて迷惑している」と・・・。

こうした苦情は年間に数件あるそうです。

うちに限らず、大学や高校などが近所にあるところはどこも大変迷惑しているようです。

「税金を払っていない大学に通うよそ者の学生たちが我が物顔で車道を歩き、一般住民の方が避けて歩くのはどうかと思う」などの苦情もあったとのこと。

確かに通学態度に問題のある学生も目にします。

「歩きタバコの学生が多い。大学生としてマナーがなってない!」

確かにいますが言い訳を言わせてもらえば、途中に工場のパートさんがほとんどなんですが・・・。そんな言い訳をすれば、火に油を注ぎますね(笑)

大学の事務は、これらの苦情に1件1件、真摯に対応しています。

しかし今日、事務方の偉いさんから教職員にメールで「地元住民と良好な関係を築くために、教職員によるボランティア活動を・・・」との文言が・・・。

それ、ちょっと違わない??

学生へのマナー徹底は当然ながら、教職員がボランティア活動することで近隣住民と良好な関係が築けるのか?

学生たちの自発的な発想で通学路の清掃を行うとか、態度が悪い学生がいたら注意するとかなら分かりますが・・・。もちろん、教職員によるボランティア活動自体は否定しませんが・・・。

今日は後期初日ということで、教員から学生に通学態度の注意がありました。

でも、月並みな「注意」で聞くならとっくに直ってます。

学生どうしが気付かせ合うような取り組みが必要ではないかと思いました。

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2006年9月14日 (木)

「給与全比較」の記事

週刊ダイヤモンド誌9月16日号に、「給料全比較―職種別・会社別・年齢別・国内外別」という特集がありました。

冒頭で職種別の推定年収ランキングが掲載されています。この調査、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を基に算出されています。1位はプロ野球選手、2位は力士(十両以上)、3位は国会議員、4位は弁護士、5位は競艇選手・・・、普通の職業じゃないですね。

そして、どうしても、まず自分の仕事を見てしまいますね(笑)

大学教員はご丁寧に「大学教授」「大学助教授」「大学講師」に区分されていました。

で、「大学教授」が第8位、「大学助教授」が第10位、「大学講師」が第15位でした。

公認会計士(18位)、国家公務員(25位)よりも高いようです。実感ありませんが・・・。

でも、これはマジックですね。そもそも大学教員は就く年齢が高く、平均年齢も高いですから・・・。「大学教授」なんて、全業種で最も平気年齢が高い「56.4歳」。20代で「教授」ってのはいませんから。

それに、特集記事の後半に登場する「上場企業ランキング」なんて、軒並み年収1000万円以上!それに比べたら、第10位の「大学助教授(平均年齢46歳)」で906万円ですから。それでも、世間様より少しは高いのかもしれません。が、悲しいかな文系教員は可処分所得の大半は本代や学会参加費等に消えていきます。だから、実態は・・・。

ちなみに、福祉系の職種はどのくらいの収入なのか?

記事では介護支援専門員(第69位、392万円、平均年齢44歳)、保育士(第88位、328万円、平均年齢32.3歳)、ホームヘルパー(第94位、274万円、平均年齢42.6歳)が登場します。

ん?介護職員は?(記事では100職種を選び出しているため掲載されていません)

ということで、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を調べてみました。

「福祉施設介護員」という区分がありました。これは介護福祉士を中心に介護職員を指し、施設長は対象外です。「福祉施設介護員」の年収は305万円、平均年齢35.6歳でした。

特集記事の順位に当てはめると保育士の下、89位の「(百貨店を除く)販売店員」(307万円)と90位の「タクシー運転手」(301万円)の間ということになります。

介護職員の年収305万円・・・。

これをどのように見るか・・・。難しいところですね。

それより、厚生労働省のデータでは「福祉施設介護員」の「超過実労働時間数」が「3時間」となっています・・・。実態を全く反映していません!!!

雑誌の記事では、ホームヘルパーについて記述があり、常勤よりパートタイマーが増えている実態と介護職員基礎研修の話が載っています。そして3年の実務で介護福祉士の国家試験が受験でき、合格すれば「役職に就けたり、能力給が付く」とあります。そんな甘くはありませんが・・・。更に、「500時間もの講習にどれほどの参加者が集まるのか、その先行きは不透明。さらにいえば、介護福祉士の資格を取ったとしても、介護事業者が経営難に追い込まれている状態で、収入が増えるかどうかもわからない。」と締めくくられています。

介護職員がもっともっと社会に認めてもらえる社会にしなければ!!

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2006年9月12日 (火)

将来構想委員会

大学の中長期的なあり方を検討する委員会として、将来検討委員会や長期ビジョン検討会などが各大学で設置されています。

2007年の大学全入時代到来を控え、各大学とも入学希望者が集まるよう学部・学科構成の再編やアメニティの向上などあの手この手の戦略を練っていく必要があるのです。

私の勤務する大学でも、この夏、将来構想を検討する委員会が設置されました。委員には原則として40歳代以下の教職員が数名学長より指名されました。「40歳代以下」となったのは、世代的に学生に近いことと、古い大学組織の慣習に染まっていなくて大胆な発想が可能だからということなどが挙げられます。通常の委員会は、教授会や各学科、他委員会の決定に縛られます。しかし、この委員会はいずれからも干渉されず、独立して委員会としての答申をまとめることになります。まぁ、答申を実行するかどうかは理事長をはじめとする経営陣の判断ですが。

で、私も指名されてしまいました…。

 大変な役割です。必要に応じて理事さんからも意見聴取できる等の権限もあります。

 「40歳代以下」ということについてはベテランの先生方には抵抗があるようです。昨日、コピー室である60歳代の大先生と鉢合わせた際も、

「マンデリンさん、大変な仕事を任されましたね。でも、40歳代以下というのは我々50歳代以上の教員はお払い箱ということでしょうかね?ベテランにはベテランの経験と知恵があるのに…」と、その後は長々と愚痴をこぼされておられました。

 そもそも大学教員で「40歳代以下」だとかなり少数派です。年齢の高い方の中には「余生」だと思って過ごしている方もいらっしゃいますが、まだまだ「やる気」のある大ベテランの先生もいらっしゃいます。

 大先生方の意見も聞くことでバランスを取らなければ、これから策定する「構想」が「絵に描いた餅」になってしまうな~と感じました。

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2006年9月10日 (日)

学習会と演劇公演

精神障害者の作業所の暑気払いに参加してきました。

実は、障害者自立支援法の学習会をやるから講師を、と頼まれて伺ったのです。

行ってみたらメンバーさん主催の「暑気払い」

たくさんの料理と飲み物がテーブルの上に並べられています。

暑気払いの第一部が「学習会」なのです。

学習の前に「カンパ~イ!」とのどを潤します。

で、いざ料理を!と思ったら箸がない!

メンバーさんが「箸がないよ~」と言えば、

職員さんが「マンデリン先生のお話は大切なお話だから、お箸はその後で配ります」

「・・・・・・・・・・」

メンバーさん、ご家族の方、地域の方、職員の方、私・・・、目の前にニンジンをぶら下げられた状態で障害者自立支援法の勉強です・・・(笑)

勉強の後は楽しい食事!そして余興!歌ったり、踊ったり、楽しい時間をすごします。

余興の中に「朗読」というのがありました。メンバーさん2人と非常勤職員1名が「あらしのよるに」を朗読したのです。3人による素晴らしい朗読に箸を止めて物語の中に入り込んでしまいました。(ここの作業所では、リハビリテーションの一環として演劇公演も行っています。次回公演の案内は後日ご案内します)

ちなみにこの非常勤職員の方。週1日の勤務なのだそうですが、本職は劇団員!ト書きの朗読を担当していましたが、上手いはずです。

この職員さんが所属する劇団「劇団倶楽部『座』」の公演(詠み芝居)「森鴎外 山椒大夫」が、9月28日~10月1日に江東区の「ベニサン・ピット」で行われます。私の大好きな中山仁も出演します♪この場を借りて案内させていただきます。

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虐待はなぜ起こるのだろうか

特別養護老人ホームでの性的暴言事件で名をはせたS苑を経営する社会福祉法人に対して、市は今後6年間に支出する予定だった施設整備補助金(約3億5000万円)を保留にすると報道がありました。事件の影響は大きな代償となってしまったようです。

今回の事件。30歳の男性介護職員のことがよく取り上げられています。資格が「ヘルパー2級」だったからだ、などと。しかし、一緒にいた「後輩職員」は21歳の「介護福祉士」です。先輩・後輩の仲では注意しにくいかもしれませんが、「事件」は単に介護職員の「資格」の問題ではないはずです。

「今回の事件は氷山の一角であり、どこでも起きていることだ」と介護職の友人は言います。確かにそうかもしれません。高齢者虐待防止法が施行されたことでメディアが敏感に反応してるのでしょう。S苑の事件以降もいくつかの施設での虐待について報道が続いています。障害者分野においても、1996年から98年ごろ、水戸事件や白河育成園事件など施設や職場での虐待事件が立て続けに報道されました。現在、大きく報道されることはなくなりましたが、虐待自体はなくなっていません。単に報道されないだけなのです。

では、報道されればいいかというとそうでもありません。報道は受け手に合わせて事実を歪曲させる傾向があります。そして、国民一般に対する福祉現場や働く人たちのイメージを低下させてしまいます。福祉現場で働く人たちに対しては、報道されたのが自分たちでなくて良かったという安堵感と一時的に注意する意識が働きますが、自らのケアを見つめなおすきっかけとしてはほとんど効果がありません。

事件の本質はどこにあるのか?虐待が起こる本質は何なのか?どうすれば防げるのか?職員一人一人が、そして職員集団が、自らの「現場」の中で常に分析・検討し続けなければならないと思います。利用者と職員も常に変化していくのですから、この動きを止めてはならないのです。

それでも虐待は起きてしまいます。愛港園の施設長のblogで千葉県の特養で起きた虐待事件について考察されています。

http://blog.livedoor.jp/aikoen001/archives/50277977.html

この千葉県の特養は職員配置も1.8対1と非常に手厚く、事業報告書などを読む限り職員研修や職場内の体制も非常に充実しています。

「職員の数が十分ではないから虐待が起こる」との主張もありますが、それだけが原因ではないことが分かります。

家族内における高齢者虐待や児童虐待においても、「なぜ殴ってしまったのだろう」「まさか私が虐待をしてしまうなんて・・・」という声をよく聞きます。愛していたはずの家族に対してでさえ、いつの間にか虐待をしてしまうことがあるのです。

私たちひとりひとりの心の中には「弱さ」や「負」の部分が潜んでいます。これにきちんと目を向けることが必要なのではないでしょうか。「弱さ」や「負」の部分に気付き、受け入れていかなければ、真の「優しさ」は生まれてこないと私も考えます。

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2006年9月 9日 (土)

私学共済②<保健事業>

共済や企業の健保組合には「保健事業」(私学共済では「共済事業」)があります。

働いている組合員と家族にできるだけ健康を維持してもらって、医療保険の給付を抑制することと、福利厚生の目的があります。

私立大学の教員が加入している私学共済にも様々な保健事業があります。

温泉やホテル、レンタカーが安く利用できたり、レジャーランドやスポーツ施設、演劇等が割引になったりします。これが結構お得です。デパートは5%OFF、引越しやお墓も安くなるそうです(笑)

先日、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの500円割引券が支給されました。久しく行ってませんが、当面行く予定もないと思われるので私には無駄ですね。でも、たった500円かい!

今日は「ピラティス体験」の案内が配布されました。「ピラティス」って何?

どうやら、体の芯の筋肉を鍛え悪い姿勢や体の歪みを改善してくれるエクササイズ。私の通うジムにはないプログラムです。しかも半日で参加費は500円(本人と家族)。

体だけでなく心も歪んでいる私にはうってつけかも?

参加を検討してみましょうかね(笑)

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私学共済①<年金・医療保険>

私立大学教員の年金、医療保険は「私学共済」になります。

すなわち、年金は「共済年金」、医療保険は「共済組合」ということになります。

しかし、源泉徴収表には「年金保険料」「医療保険料」とは書かれず、年金保険料は「長期」、医療保険(共済組合)は「短期」と表示されます。私学共済の事業名です。

この私学共済、企業に勤めているサラリーマンに比べるとちょっとお得になっています。

例えば「年金」の場合、

厚生年金の保険料率は今年9月から14.642%。本人負担は7.321%です。

私学共済の共済年金の保険料率は11.368%。本人負担は5.684%です(18年度)。

年金改革が行われたため、厚生年金も共済年金も毎年0.354%ずつ引き上げられ、厚生年金は2017年に18.3%の上限に達しますが、私学共済は2027年にようやく18.3%に達します。今後20年間は厚生年金より私学共済の方が低いわけです。

「医療保険」の場合(それぞれ介護保険分を含まない18年度分)、

政管健保の保険料率は8.2%。本人負担は4.1%です。

私学共済の共済組合保険料率は6.72%。本人負担は3.36%です。

医療保険の場合、政管健保より低い負担ですが、大企業の健保組合よりは若干高い負担になる場合もあります。

いずれにしても、「厚生年金+政管健保」=11.421%、「共済年金+共済組合」=9.044%

本人負担の差が、2.377%。

月額報酬40万円と仮定すると、本人負担は私学共済の方が約9,500円安くなります。

これは大きいと思われるでしょうね。しかも年金給付は厚生年金よりも高額なのですから・・・。とはいえ、私が年金を頂戴するころには厚生年金と統合されていますから、給付にはほとんど差がなくなりますが・・・。

※年金改革についての新聞連載記事は⇒コチラ(読売新聞)

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2006年9月 8日 (金)

「捨てる」

小澤勲さんの『ケアってなんだろう』(医学書院)という本に紹介されていた藤川幸之助さんの詩集がほしくて買い求めました。

「捨てる」

ある日

突然

母が車の窓からゴミを捨てた

ティッシュが花びらのように

車から遠ざかる

セロファンが春の光に

キラキラと光って

私たちから遠ざかっていった

後続の車の人から怒鳴られた

事情を話し

父とならんで頭を下げた

母がその大きな怒鳴り声を聞いて

笑うものだから

怒鳴り声がさらに大きくなる

母の笑い声はいつもよりまして

高らかだった

母は人の話を聞かなくなった

母は言葉の入ってくる場所を

念入りにふさいで

まず言葉を捨てた

そして

母は女を捨てた

母は母であることを捨てた

母は妻であることを捨てた

母はみえを捨てた

母は父を捨てた

母は過去を捨てた

母は私を捨てた

母はすべてを捨て去って

そして一つの命になった

でも私には

母は母のままであった

母が生きることを捨てる時

母の中から

どんな美しい花が咲き

どんな美しい光が輝き

私から遠ざかっていくのだろうか

 藤川幸之助『マザー』ポプラ社、2000年

今日、ある研修会で講演された特別養護老人ホームの施設長は認知症ケアについて、

「その方の表面に現れない、奥の奥にある心の言葉や寂しさにどれだけ共感できるかが大切です。そのために、何をかしなければならないという考え方を捨ててはどうか」

と発言されました。

現在、介護福祉士のあり方と養成方法の見直しが進められています。その中で、認知症高齢者だけでなく、精神障害者や知的障害者も視野に入れて、身体介護中心から心理・社会的ニーズにも対応できる全人的なアプローチが求められています。当然ながら今まで以上に高い専門性が求められますが、利用者の方に流れる時間や感覚に合わせてゆったりと待つという技術をどこかに置き忘れないようにしないといけませんね。

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2006年9月 7日 (木)

ちゃんこ鍋

060907_190020_1 午後から専門分野の教員研修会がありました。

厚生労働省の偉い方の講演、分科会があり、夕方から懇親会。

まるでパーティーですね。

いや、本格的な立食パーティですよ。

060907_190353

皆さんここぞとばかりに飲んで、食べていました(笑)

会場が両国のホテルだったので、ちゃんこ鍋もありました。これが一番人気!行列ができていました!さすが相撲の町ですね~。

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教務委員会

大学には教員で構成されている各種学内委員会があります。

教務、学生、入試、広報、就職、図書館、研究倫理・・・・・・

私も3つほど所属しています(1つも担ってない先生もいらっしゃいますが・・・)。

今日は朝から教務委員会。カリキュラムや時間割、試験、学籍(入退休学に関すること)、などについて決める重要な会議です。

この時期の教務委員会は、来年度のカリキュラム、担当教員、非常勤講師依頼などを調整します。

が、共通科目(昔の一般教養科目)を担当している教員から資料が出てない・・・。

これで会議の時間が無駄になりました・・・。

E先生!ちゃんと仕事、して下さい!!

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2006年9月 6日 (水)

わたし 大好き

『わたし 大好き』という絵本があります。

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帯の「認知症の人とひざを寄せて読む絵本」のキャッチコピーが目を引きます。

この絵本、心理学者のリディア・バーデックさんが書いたものです。とはいえ、心理学の観点からではなく、バーデックさんがアルツハイマー病の母親の介護をする過程でちょうどいい絵本がないことに気付き、自ら書いたものです。

先日、バーデックさんが来日講演をされた新聞記事を見て、どうしても欲しくなり購入しました。

1ページ目は、

 わたしは 顔を

 お日さまに向けるのが

 大好きです

とあり、太陽の下、花畑でイスに腰掛けた女性(表紙の女性です)が描かれています。

シンプルな言葉と絵を一緒に声に出して読むことを通して、話がはずむ可能性を期待させます。私の唯一残っている祖母も認知症です。帰省したら一度一緒に読んでみたいと考えています。

それぞれの人生に共感的に寄り添えるコミュニケーションツールとして豊かな想像ができる1冊です。

監修者として小澤勲先生の解説もあり、小澤先生は「この本を出して、日本版として、例えば「好きやねん」という題で、たこ焼き、通天閣、水族館などが描かれている本がでればいいですね」と書かれています。関西出身者としては大賛成です。また、小澤先生も書かれていますが、認知症の方に限らず誰でも、様々な読み方ができる絵本でもあります。

『葉っぱのフレディ』のコンビ、みらいなな訳、童話屋刊行、1,800円です。

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2006年9月 5日 (火)

障害程度区分判定での異変!?

8月27日のblogで紹介しましたが、8月24日の厚生労働省障害保健福祉関係主管課長会議が行われました。そこでは6月までの区分判定の結果が公表されました。その会議の後初めてとなる某市区分判定審査会がありました。

ここでちょっとした異変が起こりました!

今日の審査対象者は全員が1ランク以上高い(重い)区分に判定されたのです!

委員さんたちが慣れてきたことも原因かと思いますが、これまでほとんど上げず、

委員長「区分2で妥当だと思います。何か意見あります?」

一同「結構でございます」

と終始していましたが、

委員長「この方は大変そうね~、上げちゃいましょう」

A委員「本当に大変そう。意見書から考えるに認定調査厳しくない?」

B委員「2ランク上げてもいいと思います」

と、みんな上げる気マンマン(笑)

これまでは、コンピュータによるプロセスⅡまでの判定が試行調査の欠陥を改善したものと考え信頼してきましたが、全国の動向が発表されるやいなや区分を上げることに何の躊躇もなくまってしまいました(笑)

じゃあ、これまで審査された人は・・・?

ぜひとも不服の場合は再審査をお願いして下さい!

前よりも上がりやすくなってますから(笑)

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2006年9月 4日 (月)

障害福祉計画と見込量

某市の障害福祉計画策定の委員会に出席してきました。

「障害福祉計画」は障害者自立支援法に基づき、市町村が定めなければならない行政計画のひとつで、法に基づく福祉サービスの量の見込み、量の確保の見通し、地域生活支援事業の実施などが内容となります。

しかし、この障害福祉計画、なかなかやっかいなのです。

地域福祉計画(社会福祉法に基づく)や障害者計画(障害者基本法に基づく)のように自治体が自由な内容で策定することができません。

厚生労働大臣の定める「基本指針」なるものに即した内容にする必要があります。

「即した」というのは、予め「枠」をはめられているということです。

さらに、「計画を定め、変更するときはあらかじめ都道府県の意見を聞かなければならない」ことになっています。

国の枠と、都道府県の枠の中だけでサービスの量が決定されるのです・・・。

おいおい!

何のために障害者福祉サービスを市町村に一元化したんだよ~!といいたくなります。

ということで、本日の会議では「サービス見込量推計ワークシート」なるものではじき出された某市の平成23年度までのサービス見込量が提示されました。

入所施設利用者は5年間は7%減少(国の基準により自動的に!)

福祉施設利用者から一般就労への移行は4倍に(国の基準により自動的に!)

就労継続支援のうち3割はA型〔現福祉工場〕に(国の基準により自動的に!)

精神障害者の退院可能数も国の目標値7万人を単純に人口割で・・・。

ほんとうにできるの??と思いたくなりました。

それよりも、今日の資料と説明、一部の人(たいがいは専門家と呼ばれる人)以外は全く理解できないという顔をしていました・・・。

この資料、誰が理解できるのでしょうかね。

興味のある方は、→ここのサイトの下の方に【障害福祉計画策定】ソフトとワークシートが入ってます。試しに見てみてくださいな。

☆障害福祉計画については→こちらのサイトをご覧下さい

☆基本指針は→こちらのサイトの一番下にあります

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「5分の命」と言われたら・・・

あるblogに興味深い記事がありました。

http://lucky-boy.at.webry.info/200609/article_3.html

タイトル「5分の命」と言われたら・・・。

 首都高速道路で起きた深夜の交通事故。

 人命救助にあたっているレスキュー隊員に車に挟まれて苦しんでいる被害者の男性が言いました。「僕はあとどれくらい生きられますか。」

 レスキュー隊員は、答えるべきかどうか迷った末、正直にこう答えました。「あと5分位です。」

 それを聞いた男性は、最期に家族に伝えたいことがあるので、携帯電話をお願いしたいと申し出、電話をかけましたが、深夜ということもあってか家族は電話にでなかったそうです。

 その後、男性は家族の声を聞くことなく事故現場で死亡。着信歴をみた家族から電話がかかって来たのはその後でした。

 レスキュー隊員は、家族に男性から預かった大切なメッセージを伝えたそうですが、家族がとれなかった男性がかけた電話を、自分がかけたことにしたそうです。

 この話は、昨日車のラジオで聞いた実話なのですが、この話を聞いて色々なことを考えさせられました。

 一つは、「あと5分の命」と言われたら、自分はどういうメッセージを残すかということ。家族に対して、職場に対して、友人達に対して、5分では語りつくせないかもしれません・・・。

 もう一つは、レスキュー隊員の行動。男性に命の時間を伝える時の心の葛藤と、家族に自分が電話をしたといった嘘。

 この嘘で、家族は電話に出なかったことに対して救われたような気がします。

 この件が終ってレスキュー隊員は、男性に命の時間を伝えたことについて、本当に伝えて良かったのだろうかと考えたそうですが、私としては、この判断は正しかったと思います。

 男性が直接家族にメッセージを送ることは出来ませんでしたが、この隊員さんに託すことが出来たのですから、何と心強い人がそばについていてくれたことでしょう。

 仕事がら、高齢者の方の死に携わることがあります。最近では、ヘルパーステーションから、「1人暮らしの方が亡くなりました。」という報告を受けました。死因は病死。医師からも、いつお亡くなりになってもおかしくない状態と言われていた方です。

 長い人生の最後の幕を一人ぼっちで閉じるということ。きっと誰かに伝えたかった大切なメッセージがあったはずなのですが、残念です。

 こう考えると、何気ない1日がとても貴重な1日に感じられます。今日無事に過ごせていることも、もしかしたら偶然なのかも知れませんね。

とても切なくなる話ですね。

もし、あと5分の命と言われたら・・・。私は何をしたいのか・・・。

いつ死んでも後悔しないよう生きてきたつもりでしたが、考えさせられます。そして、今日という「貴重な」一日に改めて感謝したいと感じました。

この記事では、レスキュー隊がついた「嘘」について触れられています。「嘘」によって家族は救われたと・・・。私も確かに救われたと思います。でも、亡くなられた男性の気持ちはどうなるのか・・・。家族にとって大切な存在である男性が最期にとった行動を嘘で覆い隠してしまって正しいのか・・・。

この問題には、「家族」の立場と、「男性」の立場のどちらに重きを置くかというディレンマが含まれています。レスキュー隊員の行動が間違っているわけではありませんが、これが医師ならば・・・、ソーシャルワーカーならば・・・、介護専門職ならば・・・、それぞれの専門性からどのように対応すべきなのか・・・。

考えさせられましたよ!ホント。でも、まだ結論が出ません。

皆さんはどのように考えますか?

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2006年9月 3日 (日)

介護エトワール

NHKで9月18日、『介護エトワール』というドラマが放送されます。

このドラマ、遥洋子さんの『恋愛と介護』(筑摩書房)が原作です。

そして遥洋子さんが脚本まで担当しているそうです。この小説がどのように料理されているのか、興味津々(笑)

ちなみに、遥さんは小説で描かれているように認知症の父親を家族で介護し見送った経験があります。(→その経験はここで紹介されています

小説は涙あり、笑いあり、感動ありなのですが、果たしてどんなドラマになっているのか、今から期待しています。

※NHKサイトには『介護エトワール』のページがまだありませんが、ドラマサイトに紹介有。

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2006年9月 2日 (土)

車いすマーク

「地域包括支援センターって使えないわ!だって車いすマークすらくれないんだから!」

ある会合で民生委員さんがこのように発言しました。

その民生委員さんは高齢者がいる家庭を訪問した際、高齢者を自動車に安心して乗せるために車いすマークがあれば、と思い地域包括支援センターを訪問したそうです。

地域包括支援センターのワーカーせんもさぞや困ったこでしょうね。

皆さんは次の4つのマーク、それぞれに説明できますでしょうか?

    ①       ②       ③        ④

Shosin

   Kourei_1             Mark5_1         

Shougai_4

                                     

①は「初心運転者標識」、通称「初心者マーク」ですね。

免許発行後1年間は表示義務があります。付けていないと罰則もあります。私の友人は免許取得10年経った今でも付けていますが(笑)

②は「高齢運転者標識」、通称「紅葉マーク」です。

年齢70歳以上の人が自動車に付けるマークで、あくまでも「努力義務」です。

③が有名な「車いすマーク」です。

正式名称は「障害者のための国際シンボルマーク」といいます。

障害者が利用できる建築物・施設であるということを示すためのもので、国際リハビリテーション協会が決定し著作権も持っています。

このマークの使用条件は基準を満たした建築物のみです。肢体不自由には限定されません。

でも、このマーク、自動車にたくさん付いていませんか?

障害をもつ人や高齢者を乗せるための自動車に・・・。

本当は、全くの無意味なんです。

いつの間にか定着してしまいましたね。

では、マークの④は?

④こそが「身体障害者標識」、通称「四つ葉マーク」です。

手足が不自由であることを理由に免許を交付された人が自動車に貼るマークです。

このマークを付けた自動車に幅寄せをしたり、割り込みをすると5万円以下の罰金、違反点1点が課せられます!!このマーク2002年6月から施行されましたが、ご存知でしたか?

ということで、車いすマークを自動車につけても、法的には何の意味も持ちません。

だから、地域包括支援センターに行ってもくれないのです。

④のマークは運転者が肢体不自由の場合に限定されています。しかも、社会通念として車いすマークを付けている自動車は「身体の不自由な人が乗っている」という意識が浸透しています。国際的なルールとしては通用しませんが、日本独自のルールとして「車いすマーク」を活用することも検討してもいいのかもしれませんね。

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謎のメール

昨日朝、職場のPCを開いたらとあるお方からのメールが・・・

私の憧れであり天敵でもある厚生労働省のM女史からでした。

2週間も前に送ったメールの返信なのですが、本文はたった1行

「電話番号を教えて下さい」

??

名刺交換も既にしているし、大学の電話なんて調べればすぐ分かるはずなのに・・・

職場の電話番号を返信しましたが、連絡なし・・・。

事情を知っている人だけしか分からないことなのですが、

とっても嫌な予感がします・・・

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2006年9月 1日 (金)

緊急請願をすることに

10月1日の障害者自立支援法完全施行が目の前になってきました。

8月後半あたりから、自治体独自に「自己負担軽減措置」を行うという報道が続いています。

例えば、「自己負担上限額を福祉サービスと自立支援医療、地域生活支援事業の全てを合算して37,200円とする」、「1割の自己負担となるところを3%とし、残りを自治体が負担」(5%とする自治体も多い)、「作業所や授産施設を利用して利用料が工賃を上回る場合、超過分は自治体が負担する」など。

授産施設や作業所の利用料の全額を自治体が負担するケースもあります。

東京都中野区では移動支援、手話通訳、地域活動支援センター(デイサービスや作業所)などの地域生活支援事業について全て無料化することにしています。

独自の軽減措置を講じることになった自治体は、今日(9月1日)報道分だけでも、大分県日田市、和歌山県田辺市などがあります。

こうした独自の軽減措置をまとめて掲載しているサイトがほしいところですが、残念ながら現在まで見つかっていません。6月までの調査結果が「きょうされん」のサイトにあります。(→調査結果)誰か、まとめてupしてくれないかな~。

我が自治体では、通所施設の給食費を1人300円だけ補助するというようなごくごく小さな軽減措置を講じる予定だそうです。

ある会合で当事者や家族から「施設を退所しないと生活できない!」などと悲痛な叫びが聞かれました。

10月の完全施行を前にして、自治体独自の軽減措置を実施するには9月に開かれる市町村議会で補正予算を組んでいただく必要があります。

そこで、私も理事をしている法人が中心となり議会に緊急請願を出すことになりました。

会員さんから「さいたま市障害者協議会」が中心となって行われた請願(→請願書)がとてもいい、との話があったので、それを下地に数名のプロジェクトチームで文案作成!

自治体内の全ての障害者団体や施設等に声をかけ、署名や提出に向けたスケジュールを確認しました。

普段はマイペースで動く方ばかりですが、たったの3日で1ヶ月分以上の動きを見せました!それだけ、重要な課題だということですね~。

週明けには関係者が役所の担当部署に請願を出すことを伝え、署名運動スタートです!

ちなみに、この緊急請願は、議会で採択されることを目的にしていません。それでは、遅いのです。関係団体をできるだけ請願に巻き込んで、その意思とパワーを行政に示すことで、他の自治体並の軽減措置を検討・実行してもらうことが主目的なんです。

先ほど、ある当事者の親からメールが来ました。

「地域でともに暮らせる社会のため、これから1ヶ月は1年分の活動をしましょうね!」

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