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2006年8月

2006年8月31日 (木)

ぼくは生きている

先ほどのブログに書き忘れてました(汗)

『ぼくはうみがみたくなりました』の作者山下さんのブログで、

「人力車」というグループの「ぼくは生きている」という歌が紹介されています。

じっくりと聞いてみて下さい!

涙が止まりませんでした・・・・・・・。

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ぼくはうみがみたくなりました

自閉症の青年が主人公となった小説があります。

ぼくはうみがみたくなりました』(ぶどう社)

自閉症の青年と看護学生、そして老夫婦の不思議はドライブの物語です。

爽やかな気分になれるオススメの小説です。

この作品を書いたのは「レインボーおやじ」こと山下久仁明さん。自閉症児の父親です。

詳しくは『「障害児なんだうちの子」って言えたおやじたち』(ぶどう社)をご覧下さい。

山下さんはこの作品の映画化に向けて動き出しました。

その矢先(今年3月)、ご長男を事故で亡くされてしまいました。

山下さんはそれでも映画化に向けた運動に取り組んでおられます。

私もこの作品は映画で見たいと思っています。

皆さんもぜひご協力下さい!

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 →映画「ぼくはうみがみたくなりました」製作準備実行委員会

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2006年8月30日 (水)

大学教員へのセールス

大学の教員をしていると様々なセールスがやってきます。

まず多いのが「投資」。

株、金、先物・・・・

最近はマンション投資とやらがブームのようで「老後の資金のために定期的な家賃の入るマンションのオーナーになりませんか?」というお電話が多数入ってきます。

このようなセールス電話は研究室に直接入ります。

存在もしない「○○学会」の名簿を見た(研究者は自分の領域の学会ぐらい知ってます!)とか

「そちらの大学でも入っていただいているのですが、その方の紹介で」(「それは誰?」と聞くと「個人情報です」という訳の分からない回答が・・・)という場合が多いです。

某先生のように「誠意を持って対応」したいのですが、それは余程暇を持て余している時だけです。

ほとんどの場合、「申し訳ございませんが、特定商取引に関する法律第17条により・・・」と話し始めると、ガチャンと切られます。

意思がないと見るや、突然切られるのは受けた側の後味も良くありません・・・。

投資系のセールスは一般家庭も攻撃の的になっているようですね。

大学教員に対して、次の多いセールスが「本」。

いかにも大学教員に対するセールスですよね。

普通は「テキスト」の類です。

「先生は○○論をご担当ですね。来年度はぜひともわが社の○○○を」

これは教員に買えと言っているのではなく、「1冊差し上げますので」採用して下さいというもの。

普通ではないのが、やたら高価な本。

「先生の専門分野の体系書として、このような本を出しました。ぜひ研究費で購入を」

怪しげな「○○研究会」編集による約200頁の豪華本で、定価10万円也!

研究費を使えば個人の財布からは払いませんが、意味の分からない本に少ない研究費を使いたくありません。

いったい誰が買うのでしょうか・・・。

大学教員ってお金持ちという印象が強いのでしょうね・・・。

他にも変わったセールスが来ますが、続きは後日・・・

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2006年8月29日 (火)

障害程度区分判定の矛盾

ある知的障害を持つ方の認定調査が終わったという記事がありました。

http://blogs.yahoo.co.jp/sayakayamase/18260478.html

そして調査が終わった数日後に施設で暴れ、物を壊してしまったとのことです。施設で暴れることは今回だけではなく何度かあったようです。

○暴言や暴行が     1.ない 2.ときどきある 3.ある

○物や衣類を壊したり、破いたりすることが  1.ない 2.ときどきある 3.ある

○パニックや不安定な行動が

        1.ない 2.稀にある 3.月に1回以上 4.週に1回以上 5.ほぼ毎日

○叩いたり蹴ったり器物を壊したりなどの行為が

        1.ない 2.稀にある 3.月に1回以上 4.週に1回以上 5.ほぼ毎日

1次判定で「区分1」以上に該当すれば、上記項目の後ろ3つが2次判定で使われます。これらは「行動障害」に関する項目です。

この方の場合、知的障害ですので1次判定ではそれほど重い区分にはならないでしょう。しかし、調理、食事、掃除、買い物等のIADLの項目でも「一部介助」か「全介助」だと思われますので、先ほどの「行動障害」の項目と合わせて判定すれば2次判定でより重い区分に判定されるはずです。

障害者自立支援法による障害程度区分では、原則「区分4」以上でないと施設サービスが利用できません。この方も施設に入所しておられるようですので、「区分3」と「区分4」とでは大きな差があるのです。

さて、しかし・・・。

ここで大きな疑問が涌いてきませんか?

目的もなく動き回ったり、物を壊したり、自傷行為があるなどの「行動障害」は、職員の良い関わりによって抑えることができます。

とても良いケアを実践し、利用者が安定している場合、「行動障害」はあまり出ません。認定調査でもそのように書かれるでしょう。ということは、区分判定で低い区分になります。

逆に、ケアが悪く、利用者がいつも不安定で「行動障害」が頻繁に出る場合、認定調査でもそのように書かれます。ということは、区分判定で重い区分になります。

ひょっとしたら、良いケアが提供され安定していることで区分が「3」や「2」となり、施設にいられなくなる可能性もあります。

知的障害を持つ人が日常生活をしていく上で、暴力やパニックなどの行動障害があまり出ず、安定している方が本人にも良いことです。そのためには専門職員集団による良い関わりが重要になります。

しかし、障害程度区分によって使えるサービスが限定されていると、より「重い」区分を望む心理も働きます。

サービスの選択肢を増やしより受けやすくするためには、より「重い」区分にならないといけない・・・。よい実践によって安定したり自立度が増すことが本人のサービス利用を逆に狭めていく・・・。

これは大きな矛盾ではないかと思いますが、皆様いかがお考えですか?

この方はコミュニケーションにも障害があるため、調査員は主に施設職員から聞き取りを行ったようです。

この方の場合、106項目の「基本調査項目」のうち次の項目を職員がどのように回答したかが気になります。

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2006年8月28日 (月)

電動車いすは危ない?

DPIのメールマガジンにこんな記事がありました。

 電動車いすの人と歩くと、たまに親子連れを追い抜くときがあります。そんなとき、割と多くのお母さんがたが幼い子どもに「危ないからどいて」と話しかけているようです。「(自分たちが)道をふさいでいるから、道を空けて、先に通してあげて」ではなく、「(車いす
が近づいて)危ない」ってどういうことなんだろう? 電動車いすで歩くって、危害を加えることなのかしらん? といつも思います。今日は本当に「ぶつぶつ」

私も電動車いすの人と歩いていて同じ経験をしたことがありました。

「危ないからどいて」という場合、電動車いすに乗っている「人」ではなく、電動車いすという「鉄の塊」を意識して発言しているのでしょうね。自転車と同じで・・・。ただ、なにげなく発したこの言葉が、その子どもに“電動車いすは危険なもの”という意識を植え付けないでしょうか?

人間、とっさの時に出る表情や言葉は本音に近いといいます。

この本音の部分を変えていくことが必要ではないでしょうか。

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2006年8月27日 (日)

障害者程度区分判定

厚生労働省は8月24日に障害保健福祉関係主管課長会議を開き、障害者自立支援法に基づく障害程度区分に関して6月までに行われた2次判定の結果を公表しました。

http://www.wam.go.jp/wamappl/bb15GS60.nsf/vAdmPBigcategory50/22BA8177988C229B492571D4000CC00E?OpenDocument

(↑主管課長会議の資料全文です)

この結果では、全体の33%が2次判定で上位に変更されているそうです。特に知的障害者は43%、精神障害者は53%が上位に変更されています。多くは1ランク上位に変更されていますが、最高4ランクも上位に変更されたケースもあったそうです。

実は私も某自治体の障害程度区分判定審査会の委員をしています。私の所属する合議体の方々はとても当事者本位の方々ばかりで、知的障害や精神障害の方の生活実態を的確に推測して判定していただけています。

しかし、医師の意見書と特記事項を参考にしながら行う審査会(2次判定)では、その方の生活を想像しつつ、「この区分判定でいいのだろうか?」といつも心が痛みます。例えば、施設サービスの利用を希望していても1次判定の区分が「2」だった場合、施設サービスを利用するには「4以上」が原則的に必要になります。なんとか上位に判定したい、と考えても様々な要素があり、また合議体メンバーの意見調整も必要になります。その方の希望と判定ロジックが合わない場合、役割とはいえ気分が沈んでしまいます・・・。

「障害程度区分」・・・。将来の介護保険制度との統合を睨んだ施策の一つだということは誰が見ても明らかです。区分することに何の意味があるのか?当事者のニーズを実現することにつながるのか?疑問だらけです。

ある車いす利用者の知人が私に言った言葉があります。「私たち障害者は『区分』されなければならない存在なんですか?『障害者』と『健常者』という『区分』以外に、当事者の中でも『区分』されて・・・。障害者っていつもそういう存在なの?」

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「つまらない人間」って?

「私はね、夫や父親っていうものを、経済力とか世間の肩書きとか、見た目の良し悪しとかで評価しませんよ。五百円しか収入がないんなら、その五百円のなかで生活設計して、四百五十円くらいでやりくりして、あとの五十円を何かのときのために残しておくってのが、正しい生活の仕方だと思うのよ。」

「私がいうつまらない男ってのはね、五百円しかないのに、千円使える生活を夢想して、そうでない自分を卑下して、七百円使ってしまう男よ。」

知人のblogで宮本輝の『約束の冬』(2003年)が取り上げられていました。上の発言は小説の中で主人公の母親が32歳の娘に語った言葉です。

blogでは様々なコメントがありましたが、とある方のコメントが印象的でした。

『お金が悪というわけではありませんが、お金には大事なことを見失わせる魔力があるようです。「私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません。衣食があれば、それで満足すべきです。」と、ある本に書いていますが、それで満足できないと、自分を卑下するようになり、お金の魔力に落ちてしまう。経済力もないし、いわゆる甲斐性もないけど、持っていない幸いもあるかな、と思います。』

私たちは何も持たず生まれ、何も持たず死んでいきます。

生きている間はたくさんの出会いと別れを経験し、たくさんの思い出を作ります。

小さな小さな事でも喜べる。そんな人生を送りたいものです。

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高次脳機能障害者デイの夏祭り

高次脳機能障害者デイサービスの夏祭りに遊びに行ってきました。

デイサービスの夏祭りといっても、当事者の自主グループが主催でスタッフやボランティアが裏方のような役割を果たしていました。

模擬店あり、フリーマーケットあり、コンサートあり、と小さな施設に所狭しとブースが設けられ、盛り上がっていました。

私はちまきや餃子、ポテトサラダ、カレー・・・、ビールを片手に舌鼓を打ちながらボーカルグループのコンサートを楽しみました♪

いつくかのブースで当事者の方やスタッフの方とお話をしたのですが、本当に楽しそうで、目の輝きが違っていました。

特にポテトサラダ(本当はパンに挟んで売っていたのですが、パンが品切れで単品30円で販売していました)が美味しくて、食べてからブースに戻って話をさせていただきました。言語障害のある当事者の方は、「朝から来て一生懸命作ったんです」「隠し味はお酢で~す」と話され、普段の活動についても活き活きと説明をしてくれました。

私も地域で高次脳機能障害を持つ方々と家族の会に関わっています。その関係から地元の関係者が事前に施設長に紹介の連絡を入れてくれていました。裏方を担当されていた施設長さんからもいろいろとお話を伺い、この施設の方針の進んだ点を学ぶことができました。

「デイサービスというと例えば陶芸などをよくやりますが、私たちは陶芸のプロではない。利用者が陶芸をやりたいならば、施設外のちゃんとした所に行ければいいのよ。私たちは当たり前のことをしているだけ」

施設長はさらりと言ってのけます。その眼差しはとても強く、ある意味圧倒されました。

開設経緯や詳しいプログラム等は既に本になり出版されていますが、改めてホンモノを見て勉強させられました。

ただ、この「当たり前のこと」が一番難しいんですよね・・・。

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2006年8月24日 (木)

頑張れ!教え子たち~!

大阪在住時代の教え子たちが立ち上げたNPO法人から通信が届きました。

「教え子」といっても、皆さん、私よりも年上・・・。30歳近く年長の方もおられます。

彼らは介護福祉士の専門学校の同級生たち。

住みなれたまちで生きがいのある豊かな老後が過ごせるようにと法人を立ち上げました。

Mさんは、ご両親の介護でたくさん泣き、たくさん学び、現在はたくさんの愛情を高齢者の方々に与えています(時々空回りするけどね~)。Tさんは、いつも冷静でしっかり者のケアマネさん(物事をはっきり言い過ぎる時もありますが)。Uさんは、一番の年長者としてどっしり構え、この事業を始めるきっかけをつくりました(どっしり構えすぎて周囲を慌てさせる時もありますが)。

彼がが中心となって地域の方々を巻き込みながら様々な事業を展開しています。

当初は週1回の「ふれあいサロン」から始めました。昨年からはヘルパーステーションを、今年からは居宅介護支援事業を展開しています。

でも、事業を運営していくのは意外と大変なんです。「思い」だけでは継続していきません。彼らの事業がここまで続いてきたのは、彼らなりの想像以上の努力があったからなのです。

彼らの法人では、日曜祭日や夜間でも相談対応ができるようにしたいとのことです。これにはまだまだ体制整備が必要のようです。

高齢者の方の日常生活圏域は若者ほど広くありません。身近な場所に気軽に利用できる小規模なサービス拠点があれば、とても安心です。そして、そこに行けば、いつも笑顔で迎えてくれるスタッフがいて何でも相談できる。そんな拠点がたくさんできることが求められます。

私は現在、遠く離れた土地に移ってしまいましたが、応援し続けたいと思っています!

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募金にご協力下さい!

http://www.tsumada.com/itsuro/

知人の息子さん(大学3年生)が、今年に入り拡張型心筋症だと分かり闘病生活を送っています。

アメリカでの手術を希望していますが、それには多額の費用がかかります。

ホームページをご覧いただき、是非ともご協力お願いします!!

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2006年8月23日 (水)

大学教員の夏休み

「○○先生はいいですね。夏休みが長くて」

よくこのように言われます。

でも実態はそうではありません。大学人の夏休みはいったいどうなっているのでしょうか。

長期の休みを利用して調査や研究をされる先生方も確かにおられます。

ただし、海外出張する場合などは教授会の許可が必要だったりします。

毎日の授業はありませんから、数日間の調査旅行等は可能でしょう。

しかし、若手教員や学内の委員会を多く抱えている教員は多くの仕事を抱えます。

まず、次年度のカリキュラム編成。前期が終ったばかりですが、夏休みから翌年のカリキュラムの調整が始まります。この時期にしっかり調整していないと、教員の欠員などに対応ができなくなるのです。

次が入試行事。最近はオープンキャンパスなどが断続的にありますので、その対応に追われます。相談会や模擬授業など教員の役割は大いにあります。

学外実習のある学科では実習先への訪問があります。実習の資格によって異なりますが、かなりの日数を割かれます。でも、これは教育活動であり、学生の顔を思い浮かべると「よし、行こう!」という気になります。

夏休みの一番の重要な仕事は、後期の授業準備です。授業シーズンは毎日異なる授業に追われますが、その準備は夏休みや春休みに集中して行う先生が多いようです。授業の進度を確認しながら、資料やパワーポイントの準備をしたり、参考資料を探したりと下準備に余念がありません。(毎年同じ授業をされる先生はやりませんが・・・)

それから、学内外の各種会議が集中的に入ります。学生が休みだから教員も「休み」だと思われているようで、様々な会議がこれでもか~というくらい入ってきます。

また、テキスト等の原稿執筆を依頼されている場合、9月~10月が締切になりますので夏休み中に執筆することになります。私も早く書かなければならないのですが(笑)

それらをこなしているうちに気がついたら後期が始まるわけです・・・。

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介護福祉士資格の見直し

現在、介護福祉士資格の取得方法が見直されようとしています。

1987年の資格制度創設以来、20年目の法律改正です。

法律は来年の通常国会で提出されますが、養成校にも国家試験が課されることや、現場での実務経験者が国家試験を受ける場合、6ヶ月以上の養成施設に通うことが義務付けられることなどが盛り込まれる予定です。

また、養成校のカリキュラムも現在1,650時間以上となっているところを1,800時間以上とし、科目も全く異なるものに再編成されます。

社会福祉士制度も見直されますが、こちらは全貌が明らかになっていません。

今日のところは論評抜きでお知らせまで。

詳しくは厚生労働省の下記サイトをご覧下さい。

http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/s0705-6.html

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2006年8月21日 (月)

福祉施設における性的虐待事件

埼玉県西部の民間児童養護施設で、女性保育士(29)が入所少年と性的関係を持ったなどとして、管理運営する社会福祉法人に対して県が、児童福祉法に基づく改善勧告をしていたことが分かった。施設では男性指導員(26)が入所少女と性的関係を持ったことも発覚。施設は既に、この2人を含む職員計4人を懲戒解雇している。
 県などによると、女性保育士は04年春ごろ、休みの日に少年を自宅に呼び出して2、3回性的関係を持った。その後も昨年4月ごろまで自宅で会っていた。この間、別の職員に施設の車で少年を自宅まで送り届けさせたこともあった。少年が指示に従わないと施設などでけったり、体にかみついたこともあったという。今年6月、少年が施設職員に相談し発覚した。
 男性指導員は04年2月から少女を自宅に呼んで相談に乗るうちに同4月に性的関係を持ったという。昨年4月、少女が職員に相談し発覚した。   
「毎日新聞」(8月21日)

 福祉施設におけるこのような性的事件は氷山の一角でしょうね。

 大学を卒業して児童養護施設に就職した私の知人の女性は、入職してすぐに利用者の男の子と性的な関係を持ったことを告白してきたことがあります。しかも、施設の居室で!

 また、事件ではありませんが、利用者と実習生、職員と実習生が実習中に関係を持つということもちらほら聞きます。

 先日報道された「さくら苑」の事件も、言葉による性的虐待でしたね。

 人間の生活や福祉で「性」をタブー視する必要はありません。むしろ、「性」は「生」につながる人間のアイデンティティであり、覆い隠してはならないと考えます。

しかし、利用者の尊厳を守るのが社会福祉の役割であり、利用者の「性」も尊厳の一部分です。「尊厳を守る」ということがどのようなことなのかをしっかりと意識する必要がありますし、社会福祉専門職には高い倫理性が求められていると思います。

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障害者自立支援法への対応(大分県)

障害者自立支援法:負担増が施設利用に影響 県、9月補正で対応へ /大分

 4月施行の障害者自立支援法に伴う負担増の影響が授産施設、デイサービスで顕著に表れているとして、県は18日、9月補正予算で対応する考えを明らかにした。
 この日、第2回調査(5、6月分)の結果を発表。7人が新たに退所・通所中止(更生施設、療護施設、デイサービス)したといい、第1回(3月下旬~4月分)と合わせると、授産28人、更生と児童デイ各15人、知的障害者デイ4人、身障者デイと療護施設各2人となった。
 また、通所施設の利用手控えは、第1、2回計127人。身障者デイ44人、授産38人、児童デイ35人、知的障害者デイ10人の順だった。

 負担の上限は所得に応じて決まり、1万5000~3万7200円。県障害福祉課は「授産施設は働く場なのに『行けば損する』との状況がモチベーション低下を招く。退所・通所中止者のフォローを市町村に依頼しつつ、サービスを利用しやすいものにしたい」としている。    「毎日新聞(大分)」8月19日

 障害者自立支援法制定時に、この記事のようなことは予想できたはずです。利用料負担の減免は市町村民税を1円でも払っていれば受けられません。ということは、一定以上のサービスを利用すれば負担の上限いっぱいを払わなければなりません。また利用料負担以外に食費の負担もしなければならないのです。

 工賃(給料)以上に利用料が高いとすれば、誰がその施設を利用するのでしょうか・・・。障害者施設は障害を持つ人の豊かな日中活動を保障し、生活や仕事の面で自立していくことを支援していくための場所です。彼らを日中活動の場から追い出すことが障害者自立支援法の目的だったのでしょうか・・・。「自立支援」の意味が問われます。

 この記事では、大分県が独自に補正予算を組んで支援に乗り出すことが書かれていますが、他の都道府県でも同様の施策が必要になると思います。施設を退所や利用中止は全国的な問題なのですから・・・。ということは、障害者自立支援法そのものが間違っていたということではないのでしょうか?

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とりあえず

このblogはとある大学の教員である私が、研究や教育で感じたことや、

“大学”という一般の方々があまり知らない社会の裏側について

できるかぎり書いていこうとするものです。

更新は不定期になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

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